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大地・地形の分類


できた時期による分類

  1. 安定陸塊

    先カンブリア期(5億7500万年前より以前)の造山運動でできた陸地。

    長年の侵食を受けているので、平坦な地形となる。

    原則として、火山や地震等は無いが、アフリカのキリマンジャロ山、ケニア山等、まったく無い訳ではない。

    地震も地盤が複雑だったり、弱かったりする場合は起きる。(1976年、中国のタンシャン(唐山)で大地震があった。)

    1. ゴンドワナランド

      アフリカ大陸の大部分、アラビア半島、インド亜大陸(デカン高原)、ブラジル高原、オーストラリア大陸西部。テーブル状の卓状地が多い。
    2. アンガラランド

      シベリア卓状地(中央シベリア高原)。
    3. フェノサルマチア

      バルト盾状地、ロシア卓状地
    4. ローレンシア

      北アメリカ北東部あらグリーンランド盾状地。

    [参考補足(生物)]

    骨格を持つ生物が少ないので、この時代の化石は少ない。
    1. 地球誕生:46億年前
    2. 生命発生(従属栄養嫌気性細菌):35億年前
    3. 独立栄養のラン藻類発生:25億年前
    4. 真核生物発生:15億年前
    5. 酸素革命(パスツール点):5億年前
  2. 古期造山帯

    古生代中期〜後期(5億7500年前〜2億4700万年前)の造山運動によりできた陸地。ゆるやかな起伏の山地となる。

    1. カレドニア造山帯(ペニン山脈、スカンジナビア山脈)
    2. バリスカン造山帯(シュバルツバルト、チューリンゲンバルト)
    3. ウラル山脈(ロシア
    4. テンシャン山脈(中国
    5. アルタイ山脈(中国
    6. アパラチア山脈(アメリカ合衆国
    7. グレートディバイディング山脈(オーストラリア
    8. ドラケンスバーグ山脈(南アフリカ共和国

    [参考補足(生物)]

    三葉虫などがいた時代。海生無脊椎動物のほとんどが発生。中期から魚類も登場。その後、両生類、ハチュウ類も出現。植物としては、藻類が繁栄し、維管束植物、木生シダ、シダ種子植物が現れた。後の石炭になる。

    ちなみに恐竜時代は、この次の中生代である。

  3. 新期造山帯

    中生代以降、現在(2億4700万年〜)までの造山運動でできた陸地。険しく、長大な山脈で、地震帯、火山帯をともなう。
    1. アルプス=ヒマラヤ造山帯
      1. ピレネー山脈
      2. アトラス山脈
      3. アルプス山脈
      4. アナトリア高原
      5. ザクロス山脈
      6. カフカス山脈
      7. カラコルム山脈
      8. パミール高原
      9. ヒマラヤ山脈
      10. マレー半島(マレーシア
      11. ジャワ島(インドネシア
    2. 環太平洋造山帯
      1. アンデス山脈
      2. 西インド諸島
      3. ロッキー山脈
      4. アリューシャン列島
      5. 千島列島
      6. フィリピン諸島
      7. ニューギニア島
      8. ニュージーランド
      9. 南極大陸
      10. フエゴ島


山地のでき方による分類

  1. 褶曲山地

    褶曲でできた山地。

    アルプス・ヒマラヤ・アンデス・ロッキースペインのシェラネバダ山脈

  2. 断層山地(地塊山地)

    1. 傾動地塊

      四国山地・飛騨山脈・アメリカ合衆国のシェラネバダ山脈(東が急)
    2. 地塁山地

      木曽山脈・赤石山脈・鈴鹿山脈・テンシャン山脈・六甲山地・生駒山地


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