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ご意見版

留学についての情報、経験から得た人生観、等

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このページは多少独断と偏見が含まれています。中には腹の立つ記事や間違っている(貴方の意見と違う)記事があるかもしれませんが、取りあえずは素直に聞く耳を持って、最後までお読み下さい。その後、自分なりの答えが見つかるはずです。


  1. 日本人の少ない学校を選ぶ事について。
  2. 外見だけに惑わされず、ものの本質を見極める。
  3. 日本の女性がアメリカの男性にもてるわけ。
  4. アメリカで今でも人種差別は存在するか。
  5. 自分の通う学校や会社、住んでいる町、国の悪口を言う事について。
  6. 自分でお金を貯めて留学する事について。
  7. アメリカの大学(院)を卒業する事は、貴方の人生で一番大変な事か。
  8. 良いストレス解消法とは。
  9. アメリカに住んでいながら、日本の文化を大切にする必要はあるのか。
  10. 自分の能力の限界について。


1. 日本人の少ない学校を選ぶ事について。

留学しようとしている人のほとんどは、日本人の少ない地域、学校に行きたいと思っているのではないだろうか。せっかくアメリカに留学するのだから、できるだけ日本人ではなくアメリカ人と接したいその気持ちはわかる。しかし、なぜ彼等は彼等と同じ日本人をそんなに毛嫌いするのか、また、日本人がいると英語は本当に上達しないのか、をちょっと考えてみよう。

まず、日本人を毛嫌いする人がいるが、その理由は何か。日本人同士だと日本語を話してしまい英語を話さないから、アメリカに来てまで日本人と関わり合いたくない、他の遊んでいる日本人と一緒にされたくない、等が考えられる。しかし、英語が上達したいのなら日本人同士でも英語を話せばよいのではないか。アメリカ人とか日本人とか言わずに、すべての人種と対等に付き合う事が我々にとって一番プラスになるのは明白だが、なぜか日本人同士で英語を話す事は恥ずかしい様である。私達は同じ日本人であり、日本人を毛嫌いする必要は全くないと思う。ただし、貴方が真面目に勉強しに来ているのに、遊び半分で来ている日本人留学生が勉強の邪魔なら、その人達とは付き合わない方がよいだろう。

次に、日本人がクラスの半分以上を占める英語学校に入ったら英語は上達しずらい、と考える人達には意志の弱い人が多いと思う。問題なのは日本人が多い事ではなく、その状況下で日本人とべったり付き合ってしまい、いつも日本語を話してしまう彼等の意志の弱さである。残り半分のクラスメイトは日本人ではないわけだし、クラス以外にも英語を話す機会はいくらでも見つかるはずだ。これは、よく見かける禁煙しようとしてもできない人の意志の弱さに非常に似ている。目の前から煙草が無くなれば煙草を止められるだろうと、灰皿ごと捨てたり、誕生日を機会に煙草を買う事を止めたりしても無駄である。大切なのは今、その人が本当に煙草を止めるという強い意志を持つ事である。本当に決心したなら、目の前に煙草があっても2度と吸わないはずだ。これと同じく、留学においても強い意志を持てば周りの環境に流されることはない。

2. 外見だけに惑わされず、ものの本質を見極める。

最近、外見だけを気にし過ぎる人、外見だけに惑わされる人が多くなったと思う。まず、日本人の女性を例に取ると、誰が決めたのか痩せている事が美の象徴の様に思われている。痩せる為に、食事を減らしたり運動したりと涙ぐましい努力をしている。そんな痩せた女性をほとんどの日本人男性も好みのタイプにしている様だ。しかし、彼女達のほとんどはただ痩せる事に気を取られていて、内面から出で来る美しさには余り関心がない。外見だけに関して言っても、不健康に痩せるだけなら全く意味がなく、プロポ−ションを良くしたいなら栄養のバランスに気を付けながら、定期的に運動する必要がある。しかし、ほとんどの人は単に食事を減らして痩せようとする。毎日定期的に運動するには並々ならぬ努力が必要だからかもしれない。

私は外見に気を取られるだけでなく、もっと自分自身にお金を投資して、内面から出る知性/教養を身につける事が大切だと思う。教養のある女性の内面から湧き出て来る美しさは、単に外見だけきれいな女性とは比べものにならない。日本の女性の事を例に取ってみたが、日本男性にも全く同じ事が当てはまる。ファッションにお金をつぎ込むなら、自分の将来に役立ちそうな本でも買って読んでみる方が自分の為になる。

ここで、アメリカの事に話しを変えてみたい。私の周りには、よく煙草を吸うアジア人/ヨ−ロッパの人達を見るとまるで鬼の首を取ったかの様に、煙草は体に悪いとわかっているのになぜ吸うんだ?早死にしたくなければすぐ止めなさい!と言うアメリカ人が多い。その度ごとに私はこう答える様にしている。じゃあなぜ煙草をよく吸うアジア人はアメリカ人より長生きしているんだ? と。煙草が体に悪いのは承知の事実だし、ほとんどの愛煙家も知っていると思う。しかし、アメリカ人が長生きする為に重要な事は、過剰反応している嫌煙運動よりも、脂っこい食生活を変える事にある。禁煙よりもアメリカ人の食生活を変える事が重要なはずである。脂っこいピザを毎日バクバク食べている人に、寿命が縮まるから止めなさい、とはなぜか誰も言わない。

3. 日本の女性がアメリカの男性にもてるわけ。

一般的に日本の女性はアメリカの男性にもて、日本の男性はアメリカの女性にもてない。それは日米間で国際結婚しているカップルを見ても一目瞭然で、アメリカ人の旦那に日本人の妻というパタ−ンが多い。それはなぜか?

まず、日本の社会がアメリカよりも男尊女卑の社会だからだ。たとえば、多くの日本の女性は、子供ができたら仕事を辞め育児に専念し、家事/洗濯は妻の仕事であり、外見だけでも旦那を立てておこうと思っているのではないか。しかし、アメリカ人はけっしてそうは考えず、特に共働きの夫婦においては、育児や家事等は妻と夫が半々に近いかたちでやっている場合もよくある。その上、アメリカの女性は夫に対して、これをしろ/あれをしろと要求が日本人の女性に比べて非常に多い。アメリカの男性はそんなアメリカの女性と付き合っているのだから大変である。

また、日本の女性はアメリカの女性が持ち合わせていない、とりあえず男性を立てる謙虚さ、謙遜/慎みを持っており(今失われつつあるが)、アメリカ人の男性には魅力的に見えるかもしれない。また、一般にアメリカ人よりも喋らない(喋れない?)日本人の女性が大人しく、おしとやかに見えるかもしれない。(余り喋れない日本人をつまらないと思っているアメリカ人も多いが)逆に、日本人の女性は外見で日本人よりも背も鼻も高くて足も長い、女性の扱いに慣れている、愛情を直接的に表現するアメリカ人の男性に引かれる。この様にしてアメリカ人の男性と日本人の女性のカップルはすぐ成立することとなる。

日本人の男性はアメリカ人の女性を(特に外見上から?)魅力的に思って付き合いたくても、なかなか上手くいかない。まず、英語を上手く話せない日本人に振り向くアメリカ人の女性はほとんどいないし(あまり喋らない人=つまらない人)、たとえ話せたとしても、日本人の男性がアメリカ人の女性を扱いきれるのかが問題だ。

この様に、アメリカの男性と日本の女性の組み合わせがもっとも相性が良くお互いに居心地が良い。しかし、これはあくまでも文化の違いから来るもので、その人達の個性/人格/相性となるとまた話しが違って来るはずだ。今日、アメリカの男性と日本の女性のカップルが多い反面、その離婚率が高い理由は、彼等の文化の違いから来る相性の為だろうか。

4. アメリカで今でも人種差別は存在するか。

残念な事だが、現在のアメリカで人種差別は依然として存在している。ただその度合いは都市部と田舎とは違うし、東部、西部、中部、南部ともまた違っている。いろいろな人種が混ざっている大都市では、白人中心のアメリカの田舎よりも人種差別は少ないと言ってよいと思う。なぜなら、いろいろな人種が混ざっているので違った人種にも慣れているし、その中にはマイノリティ−出身の優秀な人も沢山いるだろうし、相対数的にも彼等の存在を無視する事はできないはずだからだ。また、アメリカの南部の方が北部より奴隷制の廃止が遅かったという近代の時代背景からして依然として差別が多いはずだ。

アメリカの人種差別と言うと、白人が黒人(有色人)に対するものを連想する人も多いかと思うが、その逆もあるし、白人同士の差別、有色人同士の差別、等いろいろとある。白人同士の例としてはアングロサクソン系が他の少数系の白人にする差別、有色人同士の例としては日本人が他のアジアの人種に対する差別、等がある。一般に差別をする者の人種が差別をされる者の人種よりもそこでは数で勝っているはずである。(一人ぼっちの白人が1000人の黒人の中で黒人に対して差別する事はない。袋叩きにあうのは見えているからだ)アメリカでは白人が過半数を占めているわけだから、白人が他の人種に対して差別する機会が一番多いはずである。

ここで私の経験から話しをさせてもらおう。私は何度もアメリカ縦断旅行をしているが、実際住んだ事があるのは五大湖周辺の4州だけである。私が住んだ町はいずれも大都会ではなく、ほとんど白人中心の田舎であった。もちろん大学の周りには留学生が沢山いるが、ちょっと町を離れるとそこは白人の社会である。そういう田舎での小さい子供や老人の私に対する反応は面白い。私を見つけると彼等はその場に立ちつくし、まるで宇宙人でも見る様な視線を送る。彼等はテレビや雑誌でしかアジア人を見たことがないのだろう。実際に私の最初のアメリカ人のル−ムメイトは、アジア人と話したのは私が初めてと言っていた。

話しが少し脇へ外れたので戻す事にする。私が何度か人種差別を感じた中から、シカゴ郊外のリゾ−トホテルで働いていた時と大学のスポ−ツ運営/経営部門で働いていた時の事を例に出してみる。まず、私が働いていたホテルのある所は白人のお金持ちも住んでいたが、ほとんどがヒスパニック(メキシコ人)で占められる地域であった。ホテルの従業員も半分以上はメキシコ人なのに、マネ−ジャ−以上の役職(合計100人位)に就いているのは白人ばかり。白人以外の役付は私を含めて4人だけで黒人は1人もいなかった。取締役の1人には露骨に他の人種を嫌う人もいた。私はその取締役の下で働くのが嫌でホテルを辞めた。次に、大学のスポ−ツ運営/経営部門でも差別は存在していた。最初に通ったオハイオの小さい大学ではコ−チを含めて全員が白人だった。最近まで働いていたオハイオの大きな(Division−I)の大学でも、黒人のコ−チは何人かいるものの、マネ−ジャ−以上の役付は黒人1人だけだった。そこの秘書の中には私の悪口を言っている人もいた。ここで誤解しないでもらいたいが、私は単に有色人種の管理職がいないから、白人に悪口を言われたから、人種差別だと言っているのではないと言う事だ。これらの職場には白人以外が管理職になりずらい環境が存在しているという事だ。

ではアメリカから人種差別を無くすにはどうしたらよいか。まず、できれば大きな大学に行ってちゃんとした教育を受けながら留学生/他の人種とも交流する。人種差別をする人には教養のない田舎者が多いし、留学生と知り合いになる事によって違った国の文化を知る事ができる。そして、世界には英語が上手く(全く)話せなくても、いかに優秀な人が沢山存在しているかを理解し、その人達を尊重する事が必要である。英語が上手くしゃべれない=無能 と考えているアメリカ人の田舎者が依然として多いのは残念な事だ。

もちろん、高等教育を受けて他の人種の人達と交流しても、まだ生理的に他の人種を好きになれない人もいるはずだ。好き嫌いは同じ人種間でも存在しているので、まして人種が違う者なら仕様がない事かもしれない。しかし、問題なのはある人種が嫌いだという事を言葉に出したり、それを行動で表したりする事である。メジャ−リ−グのテキサス レンジャ−ズに移籍したジョン ロッカ−投手の様に、マイノリティ−のチ−ムメイトや他の人種の悪口を言う事によって、後で問題になるという事が分からないのは、ちょっと頭が足りないとしか言いようがない。教養のある人は実際そう思っていてもけっしてそれを表したりはしない。

5. 自分の通う学校や会社、住んでいる町、国の悪口を言う事について。

よく自分の通う(卒業した)学校/働いている会社や住んでいる町/国の悪口を言う人がいる。その悪口の例として、私の大学のスポ−ツチ−ムは弱くてどうしようもない、うちの学校は学費が高いわりには教授の質、施設が良くない、うちの会社は給料も安いし、上司にこき使われる、私が住んでいる(町の名前)は冬はめちゃくちゃ寒いし、田舎で何も無い、日本の経済は最悪だし、社会も狂い始めている、等がある。彼等の言っている事が正しい/間違っているに関わらず、他人の愚痴を聞いても気分を悪くする事はあってもけっして良い気分にはなれないし、ある意味で彼等を可哀相に思う。

彼等独りで日本の経済/社会を良くする事はできないだろうが、その他ほとんどの事は彼等の努力次第で変えられる事ではないだろうか。それをしないのはその努力を怠っているか、もしくはそれをしたくてもするだけの実力がないかであろう。本当にその学校/会社が嫌いだったら、自分の好きな所へ転校/転職すればいいし、そこを選んだのは彼等であるのだから責任は彼等自身にある。大学のスポ−ツチ−ムが弱かったら応援しに行けば良いし、住んでいる町が嫌いだったら引っ越せばいい。何か特別な理由でもない限りそれを我慢する事はないのではないか。

私が言いたいのは、文句を言う暇があるならその状況を改善すべく努力をせよ、と言う事だ。悪口を言う事が気晴らしになるのならまだマシであるが、言われた方は気分が良くない場合もあるし、愚痴を言ったからといって何の特も得られない。15年程前に日本の会社を辞めた時、それまで余り話しもした事がなかった(親しくなかった)先輩達から話し掛けられた事がある。そーか、お前もとうとう会社を辞めちゃうのか、俺もず−っと前からこんな会社辞めたいと思っていたんだ、彼等は去って行く後輩を前にしてついこんな本音を漏らした。聞いてみると、会社の不満を言うだけで会社をもっと良くしようと努力もしていないし、また、かと言って真面目に転職先を探している人も余りいなかった。彼等は愚痴をこぼし続けながら、自分が本当に働きたい会社に転職する事もなく現状維持で一生を終えるのかもしれない。自分の属する(属した)学校/会社/市町村/国家等の悪口を言うという事は、貴方自身の悪口を言っている事と同じである、という事を肝に銘じておく事だ。選らんだのは本人なのだから。

6. 自分でお金を貯めて留学する事について。

10代、20代前半の若い人達には、自分で留学の費用を稼ぐという事は難しい事かもしれない。したがって、ほとんどの場合、親が留学の費用を出してくれているのだと思うが、その事をまず忘れないで欲しい。お金は降って湧いて出るわけはなく、親が一生懸命苦労して貯めたものである。確かに、子供の面倒をみるのは親の仕事かもしれないが、お金を貯めるという事は大変な事には変わりはないわけだから、感謝しなくてはならない。

お金という物は面白い物で、稼ぐよりも貯める方が難しい。もちろん、稼がなければ貯められないわけだが、稼いだ後に使わずに貯める事が難しいという意味である。私は以前転職して給料が3倍になった事がある。計算上増えた分全部を貯められるはずだったが、実際にはそうはいかなかった。なにも豪勢な生活を送っていたわけではないが、財政的に苦しいという事が無くなると、全ての面において財布の紐が緩くなるものだ。

私は自分でお金を貯めて留学して来た人達の何人かに会ったが、彼等には他の若い生徒には無いパワ−を感じずにはいられなかった。彼等は留学したいが為に苦労してお金を貯め、やっと念願が叶って留学できたわけだから、留学が楽しくてたまらないようである。自分で本当にやりたい事を見つけてそれに向かって勉強しているのだから、毎日8時間以上勉強しても苦にならない。また、彼等は自分で稼いだお金を有効に使おうと、皆がこぞって取る楽なクラスよりも、厳しくても自分の将来の為になるクラスをしっかり取っていた。

社会人になってお金を稼げる様になった人も、年齢を気にせずに、これから留学を考えてみてはいかがだろうか。実は私も30歳目前で留学したが、日本のサラリ−マンを経験してから留学したという事がとてもプラスになった。やっと念願叶って留学できた時、英語ができずに苦労はしたものの、毎日の猛勉強が楽しく充実していた事をはっきりと憶えている。自分で稼いだお金で留学する事は素晴らしい事である。

7. アメリカの大学(院)を卒業する事は、貴方の人生で一番大変な事か。

日本の大学に比べてアメリカの大学を卒業する事は確かに大変な事ではある。言葉/環境/文化等の違いもあるので、日本の大学より勉強しなければ、良い成績を取る事はもちろん、卒業すらできないだろう。また、若くして留学した人にとって、アメリカでの留学生活が彼等の一生を変える一因になる可能性はある。しかし、留学が貴方の人生で一番大変な事かと言われれば、NOである。留学は貴方の人生の一大事であるかもしれないが、長い人生の単なるワンステップである。貴方の人生の最終目的はアメリカの大学(院)を卒業する事ではないはずだし、人生にはそれより大変な事が沢山あるはずだ。

アメリカの大学を卒業した事をとても大変な事の様に言う人達は、きっと自分で好き好んで留学したわけではないか、もしくは自分の本当にやりたい事をできなかった人(見つけられなかった人)ではないだろうか。嫌々ながら、もしくはちゃんと目標を立てずに、アメリカの大学(院)で勉強しても、良い成績が取れるはずはないし、毎日の勉強が苦痛になりかねない。本当にやりたい事を見つけ、その目標に向かって努力しているなら、どんなに辛い勉強も充実したものになるし、卒業した時の満足感/達成感はとても大きいものになる。要するにその人の考え方しだいで、物事はより良い方向へ進んでいくという事である。しっかりと将来の目標を立て、その最終目標の通り道として留学を選べば、アメリカの大学(院)での辛い勉強にも耐える事ができるし、その留学が貴方の将来の糧になる事は間違いないであろう。

8. 良いストレス解消法とは。

何事においても毎日同じ様な事をずっと続けていると、飽きて来て集中しずらくなるものである。留学においても同じで、最初はアメリカで見るもの全てが新鮮で面白いが、半年、1年と経過していくうちに勉強漬けの生活に飽きてきて集中できなくなってくる。日本にいる時なら、きっとカラオケを歌いに行ったり友達と出かけたりして気分転換していたはずだが、アメリカでは新しい環境下で何かそれに代わるものを見つけなければならないかもしれない。(大都市には日本語のカラオケもあるが)

英語がある程度上達するまでは、何をするにもコミュニケ−ションが上手くいかなかったりして余分な時間がかかり、欲求不満になるかもしれない。最初のうちは朝から晩まで勉強してもなかなか自分の思った様な成績を取るのは難しく、嫌になるかもしれない。いくら勉強が忙しいと言っても、勉強に集中する為には気分転換は不可欠なので、できるだけ1週間に1日位は勉強から遠ざかり何か他の事にトライしてみてはどうだろう。大学以外のアメリカを知る良い機会になるに違いない。

また、私のストレス解消法はアメリカ人の友人とスポ−ツをする事であった。まだ英語が上手くない頃、私はアメリカ人とコミュニケ−ションが上手く取れず常に欲求不満状態であった。英語を上手く話せないアジア人を馬鹿扱いする人も多く、今に見ていろと思っていた。そんな時、何人かでバスケットボ−ルをする機会があり、運動不足解消の為ちょっと参加してみた。私は中学、高校と一生懸命にバスケットボ−ルをしてきたので、アメリカ人の中でも十分プレイする事ができた。初めは彼等よりも小さいアジア人(私)をなめてかかっていたアメリカ人達も、私が結構できると知ると態度を変えてきた。アメリカでは実力さえ示せば、すぐに相手の事を認めてくれるところがあるので、バスケットボ−ルやラケットボ−ル等を通して、何人もの親しい友人を作る事ができた。スポ−ツは勉強ほど言葉が必要ないので、英語は上手くないがスポ−ツは得意と言う人は是非試してみて欲しい。(ただしアメリカ人よりスポーツが下手なら馬鹿にされるかも?)

9. アメリカに住んでいながら、日本の文化を大切にする必要はあるのか。

ほとんどの日本人の場合、アメリカに長く住めば住むほど日本の事を懐かしく思い、日本の文化/伝統等を大切に思っている様である。そして、ほとんど日本語を話せない日系二世や三世の方が短期留学の日本人の生徒よりも、はるかに自分の家族の起源である日本を大切に思っている。これはなぜなのか?

まず、短期留学組は短いアメリカ滞在期間中に、英語やアメリカの文化/風習等をできるだけ吸収しようと必死になる。期間が終われば日本に帰らなければならないので、全てをアメリカナイズしようとする為に、日本の文化/伝統等には構っていられない。また、日本流を忘れてアメリカの中に溶け込んでいく自分を心地よく思っているであろう。

一方、長い間アメリカに住んでいる人はもちろん英語はかなり話せる様になっているはずだし、アメリカの文化等も理解しているので、逆に日本の良いところが懐かしくなる。アメリカは色々な人種の寄せ集め国家だが、一般にどの人種でも自分のオリジン(先祖の起源)を大切にしているので、日系二世や三世も同様に自分の家族の起源である日本を大切にしている。

私がここで言いたいのは、アメリカナイズと日本を忘れる事は全く別の事であると言う事だ。どの国に住んでいても、たとえアメリカの市民権を取ったとしても、貴方が日本で生まれたと言う事実は変わらないし、日本が貴方の家族の起源のはずである。アメリカに何年住もうとも、日本人である事に誇りを持ち、日本の文化/習慣を大切にし、日本の素晴らしいところをアメリカ人に自慢できる様になって欲しいものである。

10.自分の能力の限界について。

世間の事がある程度わかってくると、自分の能力はどの位あるのか、これは自分ができる事なのかできない事なのかの判別がつく様になる。今までの自分の経験や失敗から判断してできる事とできない事の区別がつくので、できると思って挑戦して大失敗したり、その為に無駄な時間を費やしたりはしなくなるかもしれない。しかし、この自分が思っている能力の限界には大きな落とし穴がある。

まず、貴方が思っている自分の能力の限界は、過去の自分の体験から来ているので実際の今の貴方の限界とは違う場合がある。普通の人間は過去の過ちから学び同じ失敗を繰り返さなくなるはずだが、以前できなかった事(失敗した事)は現在もできないとは限らない。貴方の能力は以前より伸びているはずだし、以前できなかった事でも状況が変わり、現在はできる様になっている場合もある。また、火事場の馬鹿力の様に、本来できないと思われている事でも、死ぬ気になって本当に集中すれば可能になる事もある。

そして、もっとも重要な事は、実際できるかどうかに関わらず、できないと思っている限りはいつまでたっても本当にできる様にはならないと言う事だ。つまり、私には無理だとあきらめた瞬間から、無意識のうちにそれを達成する為の努力を余りしなくなるのである。具体的な例を挙げると、貴方が新人営業マンで初めて自分の営業地域を任されたとしよう。その地域の前任者は1000万円の売り上げを上げていたのだが、なぜか貴方の上司は2000万円の売り上げの達成を貴方に要求した。貴方はどう思うだろうか。ほとんどの人は、2000万円の売り上げなんてとんでもない、この不景気に前任者の2倍も売り上げられるわけはないじゃないか、と思うはずである。この判断は恐らく正しいと思うが、しかし、できないと思った瞬間から貴方が絶対に2000万円の売り上げを上げる事はない。多分、せいぜい1000万円前後の売り上げに落ち着くだろう。それは、貴方が2000万円なんてとんでもない、でも1000万円なら前任者がやれたんだから私にもできるだろう、と思ったからである。つまり、貴方は1000万円の売り上げ分位の努力しかしなかったわけである。もし、貴方が2000万円売り上げできると思って努力していたら、2000万円とは言わないが1500万円位売り上げられたかもしれない。

要するに、ここまではできると自分で限界線を引かない事が重要であり、本当にできると信じる事によって自分の限界をどんどん広げていくことができる。自分の能力を信じて努力する事が大切である。


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