三菱商事は海外で日本製アニメの版権管理業務に乗り出す。第1弾としてトルコに版権管理会社を設立、子会社が版権を持つ人気アニメ「ベイブレード」や複数の有力コンテンツ（情報の内容）のテレビ放映権や商品化権などの販売を始める。「ポケットモンスター」など日本製アニメの人気が海外で高まっていることから、アニメや関連商品の海外展開を後押しする。
　トルコに「スーパージェイ・エデュケーション・メディア・インダストリー」（イスタンブール市）を設立した。資本金は50万ドル（約6200万円）で、三菱商事が80％、社長に就いた風間達也プロジェクトマネージャーが20％出資した。スーパージェイ社はまず、トルコ国内でアニメやゲームの版権業務を一括して請け負う業務を始める。テレビ・映画の放映権販売、ビデオソフト販売、キャラクター商品の商品化許諾、がん具の輸入販売などが主な内容。ベイブレードはテレビ局に放映権を販売するほか、国内でベーゴマなど関連商品を展開するタカラの商品を現地メーカーに供給する。