大阪都構想と道州制について

橋下市長の話を聞くうちに、大阪都構想・道州制っていったい何だろう?と思い、関連書籍を2~3冊読んでみました。

橋下市長の言う大阪都構想というのは、道州制までのステップで、大阪都の成功モデルを全国に展開しようという考え方のようです。国政で、これを支持しているのがみんなの党という関係みたいですね。

明治維新の際の「廃藩置県」と同じように、今回の道州制は「廃県置州」なのであり、非常に大きなシステムの変更を意味するようです。よく言われる小さな政府を作りましょうという発想のもと、国は、外交とか国防とか通貨管理とか、そういうことだけやって、あとは、全部地方自治体でやりますという考え方です。さらに、基礎自治体と広域自治体にわけ、基礎自治体に当たる市町村は身近な住民サービスを行い、広域自治体は税制を決めたり、空港や鉄道などの社会インフラを整えたり、経済政策全般を請け負うという形になります。

大切なのは、仕事と同時に責任と権限、そして財源が適正に移譲されるかどうかという点です。まだまだ始まったばかりですが、日本再興の起爆剤になることを期待します。

This article was updated on May 30, 2022