芳香族化合物の中で、入試で登場する数少ない塩基性化合物です。
ジアゾ化合物を合成する中間体や、フェノールの合成の中間体としても重要です。
大学入試で登場する、数少ない塩基性芳香族です。
塩基性ですから、塩酸などと反応して、塩になります。
この場合生じた塩を「アニリン塩酸塩」と言います。
アニリンの反応として重要なものの一つに、カルボン酸との反応があります。
要するに、アミノ基とカルボキシル基は、水が取れて合体できるんです。
はアセトアニリドと言います。「アセト」というのは、酢酸が関係している化合物に付く名前です。
とい結合は、「アミド結合」と言います。これは後で、「タンパク質」や「樹脂」のところで頻繁に出てきますので、押さえておいて下さい。
なんとなくエステルに似てますね。
ニトロベンゼンを還元して得ます。
ニトロ基−NO2から酸素を取り(これは「還元」)、水素を付加(これも脱水素酸化の反対だから「還元」)する還元で合成します。
この還元では還元剤として、SnやFe等を使い、触媒に塩酸を使います。
製作中