テトラヒドロ葉酸

活性C1供与体


活性C1供与体として重要なビタミンに、テトラヒドロ葉酸がある。

構造は上の通りであり、グルタミン酸安息香酸と置換プリテジンから成る。

プリテジン環は哺乳類は合成できないが、腸内細菌が合成する。

活性C1供与体

テトラヒドロ葉酸は、活性C1供与体であり、様々な酸化段階の活性C1を運搬する。

運搬するものには、

  1. メチル基(-CH3)
  2. メチレン基(-CH2-)
  3. メテニル基(-CH=)
  4. ホルミル基(-CHO)
  5. ホルムイミノ基(-CH=NH)

がある。しかし、最も酸化された活性C1である二酸化炭素ビオチンが運搬する。

1基は、セリンから、もしくはギ酸から受取る。

その後、C1基は葉酸に結合したままの状態で、さまざまな酸化還元を受け、メチル基、メチレン基、ホルミル基、ホルムイミノ基、メテニル基に変化する。

その変化を見たい場合は、ここをクリック(38KB)

その結果、テトラヒドロ葉酸誘導体は、さまざまな生合成反応で、C1基を供与する。


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