水仙の育て方


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データ / 水仙の魅力 / 球根選び /
球根の植え方 / 置き場所 / 水遣り / 害虫 /
花後の管理 / 応用 / 薬効/ 実際に育てた品種






データ

学名:Narcissus spp
科名:ヒガンバナ科
原産地:地中海沿岸
殖やし方:球根
球根植付け時期:秋
開花期:冬〜春

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水仙の魅力

水仙といえば、春に咲く球根植物の代表格です。カラーバリエーションこそは豊富ではありませんが、一重咲き、八重咲き、房咲きなど様々な種類のものがあり、また香りも特徴的ですので、花後はポプリなどに利用できます。
育てやすさも魅力の一つです。至る所に野生化しているのを見れば、いかにその繁殖力が強いかがわかりますね。
しかし、水仙は「ナルシスト」の語源でもありますが、水仙のイメージとナルシストはどうも結びつかないのですが…。

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球根選び

水仙…といってもその種類は様々。花の色、形、咲かせたい時期等を考えて選びましょう。
注意すべき点は、球根の中がスカスカで重みのないものは選ばないことです。
ハエにやられている可能性があるからです。また、できるだけ分球していなくて、大き目のものを選ぶとよいでしょう。

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球根の植え方

植付け時期は、日本でもアメリカでも、大部分の地域では夏の終わりから秋の始めのまだ暖かい頃が適当です。但し、温暖な地域では秋の半ばに植えた方がいいそうです。いずれにせよ、春咲種の場合開花のためには冬の寒さに当てる必要があります
しかし、Paper White、Grand Soleil D'orなどの秋または冬咲種は、冬の寒さに当てなくても開花するので、これらは季節を選びません。室内でも管理できます。
コンテナに植える場合は、球根同士が接触しない程度に寄せ植えして構いません。深さは、球根が隠れる程度。

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置き場所

殆どの品種は日光を好みます。室内で育てられる品種もありますが、花が咲くまでは明るい窓際など、ある程度の光が必要です。

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水遣り

土の表面が乾くのを待って、たっぷり与えます。花が終わって、葉が黄色くなって枯れてきたら水遣りを中止します。

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害虫

Narcissus bulb fryというハエが球根に寄生することがあります。また、ナメクジに気に入られることもあります。それぞれの駆除対策はリンクをご覧ください。

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花後の管理

また同じ球根から花を咲かせたい場合は、花がしぼんだらすぐに摘み取ります。その後、地上部が枯れるまで放置します。
畑では植えっぱなしにすれば翌年も開花しますが、コンテナの場合、分球した球根が十分育たないため、翌年も花を咲かせるのは難しいかもしれません。
小さな球根を花が咲くまで育て上げるには、2-3年かかります。2年目の秋に球根を掘り起こし、分球した球根を分けて植え直します。今回は花を期待できないかもしれませんが、あくまで球根を育てることが目的です。地上部が枯れたら水遣りを中止し、そのまま秋まで植えっぱなしで持ち越しても、球根を取り出して保存しても構いません。秋になったらまた水遣りを開始します。
但し、小型の品種は植えっぱなしでも数年間はきれいな花を咲かせます。

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応用

心を落ち着けてくれる水仙の香りは、
モイストポプリに最適です。ポプリに加工してもいい香りが保てます。

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薬効

注意:実際に素人判断で薬を作ることは危険ですので、以下の情報はあくまで豆知識としてお読み下さい。
詳細は、
植物の危険性アロマの作用をご参照下さい。

薬用部位:球根、葉、花
適応:気管支カタルなどの粘膜の刺激的な痛み、百日咳、風邪、喘息

球根の毒性はかなり強いので、絶対に食べないように

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実際に育てた品種

Rip Van Winkle / CheerfulnessSalomePaper WhiteGrand Soleil d'Or



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