観光名所 シャーロットタウン
プリンスエドワードの州都であり、一番大きな町。カナダ建国は,米国が英国等と戦争をして領土を得たのではなく、話し合いによって、カナダ成立に至った。その話し合いが一番最初に行なわれた場所がこのシャーロットタウン。「カナダ連邦発祥の地」[Birthplace of Canada]と呼ばれている。
ミュージカル「赤毛のアン」が毎年夏行なわれるホール。ミュージカルは毎回満席になるので、前もって予約が必要。この「赤毛のアン」ミュージカルの内容は原作とは少し違い、コミカルな感じです。プリンスエドワードの地元ギャグがあるので、地元の人は大笑い。最後のマシュウの死では、マイクに誰かの泣き声が入っていたので、泣けるミュージカルでもあるのかな?(私はコミカルな印象が強かったです。)
1864年、カナダ成立の話し合いをしたところ。今でも議会などで使われている会議室などは無料見学。ビクトリア時代の服装の人たちが歩いていたり、質問をすると色々案内してくれるガイドもいて、観光客に親切なところ。カナダ成立の短映画(無料)も上映している。
カナダ成立の歴史を展示した資料館。その外では、カナダ成立のための会議の様子を劇にして見せてくれる。その劇の役をしていた人たち[Confederation Players]が歩きながら案内するウォーキングツアー[Walking Tour]もある。
造船でお金持ちになったジェームス・ピーケ[James Peake Jr.]の家。1877年建。造船ビジネスが成功して一躍お金持ちになったジェームス。しかし成功は長続きせず、家族の不幸と続いた。子供の病気が治るようにと、願掛けをして家を作ったため、2階のドアを開けるとすぐ外に出るように仕掛けてあったりする。ビクトリア時代の素敵な装飾や、当時では考えられない程の技術を用いている暖房器具など。ガイドさん(無料)の興味深い話を聞くと一層楽しいです。
ハーバー近くのお店やレストランが集まる所。海を眺めたり、ヨットを見たり、散歩するのには、とてもロマンチックな場所です。ここにある「カウズ」[Cows]はアイスクリーム屋さん。夏に歩きながら食べるのにぴったりです。
観光名所 キャーベンディッシュ
「赤毛のアン」に登場するアボンリー[Avonlea](英語っぽく発音すると「エイボンリー」)のモデルになった町。「赤毛のアン」ファンが集まる「赤毛のアン」ファンのメッカ。同時に、プリンスエドワード一番の観光地。
「赤毛のアン」のグリーンゲーブルスのモデルは、作者モントゴメリーの親戚の家。現在はアン、マニラ、マシュ−の部屋が再現されていて、「赤毛のアンはノンフィクション(本当の話)だったっけ?」と嬉しい想像をさせてくれる。1997年にマシュ−の部屋が火災に遭い、貴重な資料が一部無くなってしまったが、建物は復旧した。キャーベンディッシュに来たら、まずはここへ寄りましょう!入場料5カナダドル掛かりますが、入場料を払ったところで貰える「グリーンゲーブルズステッカー」を服に付けておけば、何回でも入場出来ます。ちなみに、グリーンゲーブルズの日本語地図もあります。
[Lover's Lane]
ラバーズレイン「恋人の小怪」
グリーンゲーブルズ敷地内にある。(立て看板があるので、それを見ながら進みます。)バルサムホロウ[Balsam Hollow Trail]という散策路の一部が「恋人の小怪」です。白樺と小川が流れている。馬車くらいは通れるくらいの少しだけ広い道。ここではカップルたちが写真を撮り合っていて、なんとなくアンの気持ちが分かります。ちなみにバルサムホロウ[Balsam Hollow Trail]を歩くと結構な距離になります。
[Haunted Wood]
ハウンテッドウッド「お化けの森」
グリーンゲーブルズ敷地内にある。(立て看板があるので、それを見ながら進みます。)流石に「お化けの森」。この道を歩いて行くと、モントゴメリーも眠っている「キャーベンディッシュ墓地」に続きます。でもアンのように、森の中は怖くありませんでした。距離はそんなに長くはないですし、鳥のさえずりが聞こえてきて、静かな散歩道だと思いました。
[Cavendish Cemetary (L.M.Montgomery Macdonald Site)]
キャーベンディッシュ・セメタリー
モントゴメリーが眠っているお墓。他のお墓に比べて、花が沢山手向けられているので、直ぐに分かります。ちなみに、旦那さんの苗字がマクドナルドだったので、お墓には[LUCY MAUD MONTGOMERY MACDONALD]と書いてあります。
[Green Gables Post Office]
グリーンゲーブルス・ポストオフィス
祖父が亡くなった後、祖母を助けるために、モントゴメリーは郵便局で働いていました。モントゴメリーが働いていた郵便局は、親戚の家の台所だったそうです。その当時の家は壊してしまったので存在しませんが、その家に似た家を購入し、今でも、この家は郵便局として機能しています。この郵便局から出した手紙には特別な消印が押されます。この郵便局から日本の家族へ、プリンスエドワードの葉書を送ってみては?郵便局は一部資料館になっていて、当時の郵便の歴史を知ることが出来ます。
[Site of L.M.Montgomery Cavendish Home]
モントゴメリーのキャーベンディッシュの家跡
郵便局の裏道を行くと、モントゴメリーが住んでいた住居跡があります。住居跡なので、野原に少し大きめの穴が開いているだけの所なので、正直ちょっとだけがっかりしました。が、ここは「スタンプラリー」の判子が貰える地点なので、見逃さないように!
赤毛のアンの世界「アボンリー」が現実にあったら・・?そんなテーマパークがここ。夏には毎日、「赤毛のアン」を再現した演劇など、様々な催しが朝から行われています。どんな催しものがあるのかは、入場する時に配られるプログラムに書かれています。アンと少しだけ話ができたので感激しました。「その髪は本当?」なんてアンに対して失礼な質問をしてしまったのに、面白く答えてくれました。役になりきっているので、アンと話しているという感じがして、涙が出るくらい感激でした。観光雑誌や体験談では、「このテーマパークは面白くない」なんて言われていますが、全然違う!私は一日中、アボンリーに居たかったくらい楽しい村でした。この敷地内には、「ラズベリーコーディアル」の専門店や、美味しいアイスクリームも売っています。
[Prince Edward Island National Park]
プリンスエドワード国立公園
朝日や夕焼けを見るならここへ。入場料を払う時間帯もありますが、夕焼けを見る頃になると無料で公園内に入ることが出来ます。さらさらの砂浜ビーチは、キャーベンディッシュビーチ[Cavendish Beach]と呼ばれます。カナダにあるビーチの中で一番長いビーチに入るそうです。
観光名所 パークコーナー
私たちの結婚式を行った所でもあり、プリンスエドワードの人たちと関れた大切な所でもあり、私にとって一番思い出深い場所。
「グリーンゲーブルス博物館」という名前ですが、これはあくまでも博物館の名前。キャーベンディッシュのグリーンゲーブルスとは違います。
「銀の森屋敷」とは、モントゴメリーのもう一つの代表作「パットお嬢さん」に登場する。元々はモントゴメリーの叔母さんの家で、一時期、モントゴメリー自身も住んでいたこともある。モントゴメリーは「赤毛のアン」を書き上げた部屋で、1911年結婚式を挙げた。その部屋は普段、観覧できるだけになっているが、結婚式を挙げた私たちは、モントゴメリーが「赤毛のアン」を書き上げた時に使用していた椅子に座ったりできた。
現在もモントゴメリーの親戚(キャンベル家)がこの建物に住んでいる。90歳を越えたおばあちゃんは、小さい頃、モントゴメリーと遊んだこともある貴重な生き証人。観光客が訪ねる時間帯には姿は見えないが、夕方頃にヒョコと外に出て散歩する。結婚式のことで、しょっちゅう私たちは「銀の森屋敷」に行っていたので、そのおばあちゃんを見掛けた。でも話してはいけない気がして、遠くから見ていただけだったけど。
ジョージ・キャンベルは、「銀の森屋敷」を博物館にして、プリンスエドワードの観光を盛り上げようと提案した張本人。ジョージのお陰でプリンスエドワードは日本の観光客に恵まれて、プリンスエドワードが有名になった。ジョージは一年に一度は日本へ行く程の日本通。「阪神タイガースは今年は強いらしいね〜。」と、ドラ声(まるで競り人みたいな声)で言っていた。(02年の夏頃の話。)
ルース・キャンベルは、ジョージのお母さん。二人とも、この「銀の森屋敷」を守っているが、ルースは、ニューロンドンにある「モントゴメリーが産まれた家」で受け付け係をしている。
ちなみに、ここにあるお土産屋さんが一番選びやすかった。銀の森屋敷の隣には、アンティークショップがあって、古くて面白い物が沢山ある。
[Shining Water]
シャイニングウォーター・輝く湖水
銀の森屋敷の敷地内にある、小さな小さな湖。
[L.M.Montogomery Heritage Museum]
モントゴメリー・ヘリテイジ博物館
「銀の森屋敷」の向かいにある。私の憧れ、炉辺荘(イングルサイド)のモデル。元はモントゴメリーの祖父の家だった。ここに「ゴク・マゴク」のマゴクがまだいますし、バラの蕾が付いているティーカップもあるので、「赤毛のアン」ファンには必見。プリンスエドワードで一番最初に買った洗濯機(半分自動)は最近まで使っていたらしい。政治家キャンベルの歴史が凝縮してあって、プリンスエドワードの歴史も楽しめる。そして、「ゴク・マゴク」のレプリカがお土産で売っているのはここだけ。もちろん、私も買いました!
観光名所 その他
プリンスエドワードの二番目に大きな町。っと言っても、キャーベンディッシュに観光名所を奪われているため、そんなに発展はしていないのかも。行った時は丁度、ロブスターカーニバル祭りをやっていて、プリンスエドワードに移民として多くやってきた、アイルランド伝統のバグパイプ合奏などをやっていた。
プリンスエドワードの「おへそ」町。[Charottetown]から、[Cavendish]から、[Summerside]からも、ケンジントンへつながっています。その交差点にあるのは、ケンジントン唯一の信号機。モントゴメリーがシャーロットタウンまでを列車で通っていた時、
[Kensington Station](ケンジントン駅)を利用していたということで、「赤毛のアン」に登場したブライトリバー駅のモデルは、ここではないかと言われている。現在はプリンスエドワード島に列車は走っていないので、線路の跡がサイクリングロードになっている。([ConfederationRoad]と言われている。)プリンスエドワードに居た時、何度もケンジントンを通った。
c: [New London]ニューロンドン
モントゴメリーが生まれたのは1874年11月30日。キャーベンディッシュから10分位西に行った所にあるニューロンドンには、
モントゴメリーが産まれた家[L.M.Montogomery's Birthplace]が残っている。ニューロンドンはとても小さい町だし、看板が大きく立っているので、直ぐに分かります。カナダの家にしては小さめの家。玄関近くに、モントゴメリーのウェディングドレスが飾ってあり、モントゴメリーは足がとても小さい人で、とても痩せている人だということも分かる。モントゴメリーのお気に入りを集めた「スクラップブック」や日記が展示。世界中で翻訳された「赤毛のアン」の本も集められている。「スタンプラリー」の判子が貰える地点。入場料を支払う所にいるおばあさんは、モントゴメリーの子孫ジョージ・キャンベル(パークコーナーの「銀の森屋敷」参照。)のお母さん、ルース・キャンベル。「銀の森屋敷」で結婚したことを言うと、本当に喜んでくれた。
d: [French River]フレンチリバー
[Anne's House of Dream](アンの夢の家)のモデル(では本当は無いけれど、そういう風にしたてた)のモントゴメリーの親戚の家がある。ゴルフ場と同じ入り口になることと、「これが夢の家?」と疑問を抱いてしまう程の汚い家なので、分かりづらいかも。小さな看板が出ているので、それが頼りです。同じ敷地内には「赤毛のアンの石碑」と「アボンリー学校」[The Avonlea Schoolhouse]も建てられています。料金を払っても行きたい所では無かったな〜というのが正直なところです。
[Cape Tryon](ケープトライヨン)は[Anne's House of Dream](アンの夢の家)の前の道を、真っ直ぐ行ったところにあります。(途中、道無き道を行くので、迷うかも知れません。)そこは、地元の人にとって内緒にしておきたい程、素敵なところ。ケープトライヨンの灯台は、プリンスエドワード島の観光雑誌に度々登場する有名な灯台。「赤毛のアン」に登場する「ジム船長」が出てきそうな灯台です。ケープトライヨンの崖では、沢山の海鳥たちが、大きな波をかき分けながら飛んでいて、素晴らしい景色。プリンスエドワード島は、その高波で毎年1cmずつの土地が削られているそうです。
地図上では見つけるのが困難です。シャーロットタウンから東へ行くと、オーウェル[Orwell]という町があります。その辺りを走っていると看板があるので、その細い道を入ると直ぐです。夏には時々、イベントが行われています。私たちが行った時には、馬引き[Horse Pull]という、馬のスポーツをやっている日だったので、沢山人が遊びに来ていて楽しかったです。イベントが無い日は、200年以上前の暮らしの様子を見る博物館だけになるので、ぜひイベントをチェックして下さい!もう一つ面白かったことは、お話好きのおじさんが、映画「赤毛のアン」を収録した時の話をしてくれたことです。ここにある馬車は、マシュウが使った馬車だそうですよ。
f: [Pt. Prim]ポートプリム
オーウェルコーナー出て、東へ行くと、素敵な灯台に着いた。この灯台の中には入ることができて、灯台守になった気分になれる。ただ、細い梯子を登って行くので、少しだけ足元が怖かった。
g: [Elmira]エルミラ
プリンスエドワード島一番東のイーストポイントより、車で5分。[Elmira Railway Museum](エルミラ鉄道博物館)は、映画「赤毛のアン」で、アンとマシュウが初めて出会うブライトリバー駅として使われたところ。アンが座って待っていたベンチに座りたくなります!
h: [East Point]イーストポイント
プリンスエドワード島の一番東。灯台の中に、世界地図があって、観光客が自分の出身地をピンで刺して帰ります。世界中からプリンスエドワード島に来ているんだな〜と嬉しくなります。日本には沢山のピンが刺さっていました。この近くのビーチは、白い砂浜。大西洋を見ながらのんびりできます。
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NOV. 29, 2005