ラテンアメリカの特徴を探る話題集 |
1.幸せ度の高い世界| 2.仕事に意欲的な国々| 3.企業家が世界一多い国 |
中南米は地球にやさしく、幸せに暮らせる地域 (2006年7月) 世界で最も地球にやさしく、幸せに暮らす国として、1番には南太平洋の島国、バヌアツ共和国が選ばれた他、2番から10番までは中米カリブ諸国が占めるという面白い結果が発表された。 これは英国のシンクタンク、ニュー・エコノミックス財団(NEF)が国際NGO「地球の友」と協力し、独自の「幸せ地球指標(HPI)」に基づいて178カ国をランク付けした初の報告書を公表したもので(2006年度)、主要国は軒並み下位に位置づけられ、日本95位、米国150位となり、最下位は独裁政権下で貧困とエイズに苦しむアフリカのジンバブエだった。 特に興味深いのは、2位:コロンビア、3位:コスタリカ、 4位:ドミニカ、 5位:パナマ、 6位:キューバ、 7位:ホンジュラス、 8位:グアテマラ、 9位:エルサルバドル、 10位:セントビンセント及びグレナディーン諸島となっており、ラテンアメリカ諸国が続いている。 これは、長年貧困と治安の悪いところで知られた中米地域が地球にやさしく、幸せにに暮らす国が特に多い地域だという面白い結果となった。。 HPIは、各国の世論調査に基づく「暮らしの満足度」に「平均寿命」を掛け合わせた指数を、二酸化炭素(CO2)の排出量などを基に数値化した「環境への負荷」で割って算出。NEFは「自然環境を害することなく、どれだけ幸せに暮らしているかを示す新しい指標」と説明する。平均寿命は国連が03年に発表した世界データバンクの数字を採用している。 「幸せ」の基準は、地球の天然資源を適正水準以上に使わずに幸せに長生きできるということで、こフ基準でいけば、米国あるいは英国は例えば石油などの天然資源を使いすぎるため、世界でも幸せが少ない国に分類される。 トップのヴァヌアツ諸島は68.2点で、米国の28.8点は150位に下がる。英国は40.3点で108番。 ブラジルは48.6点で63位で、アルゼンチンの52.2点47位より下位。コロンビアは何と2位で67.2点。 そして、90年代に赤の危険にあったキューバとベトナムは、現在は幸せな天国に変遷し、米国よりも100位以上にあり、キューバは堂々6位となった。 米国とドイツは寿命・満足度は同水準だがドイツは環境保全で優位のため81位と上。 G8メンバー国ではイタリアが66位でロシアは172位と最悪である。日本は95位で、カナダが111位、フランスが129位となっている。 情報元: <Countries of the World in rank HPI order> <Report in PDF> |