赤米  黒米

古代米といわれるものには、「赤米」や「黒米」があるということでもともと、「古代米」という種類のお米はなさそうですよね。古代米といわれる赤米や黒米は稲の野生種の原種を受け継いでいるもので、通常見かける白米の稲穂とは幾分見た目などの色合いも違うということが言えるようです。

通常の稲作の稲は品種改良などで、背丈も原種のものよりも低くなっているということです。原種の赤米、黒米は背丈が1.5メートル以上にもなるので、台風のときなどはとても風で倒れやすい品種であるということですね。そういうことで収穫量は多くはないということです。

しかし、栄養的には、ビタミンやミネラルなどを多く含んで古くからお祝いや記念日にも食べられてきたようです。最近人気のアントシアニンという成分が多く含まれているものが黒米で、古くは中国歴代の皇帝献上米として大切にされてきたこともあるようです。

This article was updated on May 26, 2022