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コレクティブル*コラム
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〜 飛行機好きにはたまらない!エアラインものコレクティブル のお話 〜

私は大の飛行機好き。小学5年生のときに初めて横浜の祖父母と乗った飛行機の思い出とそのときの感動は
今でも忘れられません。現代ではとっても身近な乗り物の1つになっているけれど、昔はどうだったんだろう・・・?
アンティーキングをしていると エアラインもののコレクティブルたちも数多く見かけます。これまた企業モノ・ロゴ入り
モノ好きにはそそられるアイテムだったりするんですが(笑)昔もきっと同じように多くの人たちの夢や思い出・感動
と共に愛されてきたに違いない。そんなコレクティブルを通じて ちょっとだけ一緒にタイムスリップしてみませんか?




SFO サンフランシスコ国際空港で見つけた エアライン・フライトバッグ

The Flight Bag 〜icon of air travel〜

ここはSFOことサンフランシスコ国際空港ターミナルの一角。2年ほど前に改築されたばかりというSFOは 空港内でのart、exhibitionにも力
を入れているようで、訪れるたび構内巡りをしてしまうほど楽しいんですよ。(笑) こちらは国内線ターミナル1に行く途中に展示されている、
1930s〜80sに作られていた、エアライン各社のフライトバッグ。そう、アンティークショップでもよく見かける人気のコレクティブルアイテムです。
↑ターミナル1に入ってすぐのところ。エアラインのカラー、ロゴ、マーク・・遠目でみてもどこのものだか分かるくらい目立つ?バッグたち。これも
宣伝効果の1つだったのでしょうか。日本代表は やっぱり鶴が目印?のJAL。(写真右端の赤。そこはアジア系のフライトバッグのコーナー)

ノースアメリカ、ヨーロッパ・・・ こちらは手前がノースアメリカ、奥がヨーロッパのコーナー。
ノースアメリカでは今はなきパンナム、そして私のお気に入り TWAも見えます♪
多くのフライトバッグはこのような
型でショルダータイプ。今でもこのデザインは
別名でフライトバッグと呼ばれていたりしますよね。素材はナイロン、ビニールが
メインですが、キャンバス地などの布製もあったようです。殆どが w/ジッパー。
← 右下のカーキに赤のロゴが今時っぽくて新鮮な TWAのフライトバッグ♪これ
は1960sのモノで、珍しく手提げのボストンタイプ。かわいすぎますっ!(欲)
写真ほぼ中央下にチラッと見えるのが、お馴染みのグローブマーク、パンナム!
パンナムモノは今でも根強い人気がありますよね。
後ろのヨーロッパのコーナーは 上がスイスエア、下がアリタリア。全然見えないで
すが(汗)、アリタリア・・・シブくてなかなかかっこよかったよ。
これらのフライトバッグは、当時飛行機に乗るともらえたようですが、身の回りの
モノを入れて手元に置いておく意味での “carry on”(いわゆる機内持ち込み
荷物)の始まりでもあったみたいですね。コンパクトだけれどたっぷり入りそうなこ
のデザインも、機内ならでは?
フライトバッグの数々 デザインも素材もいろいろ

個人的にアメリカ系が好きなので(アメリカンコレクティブルだから?笑)、こっちをメインにパチパチ
と・・・。
TWAものが結構多い(♪)中、UA、NW、ハワイアン、ワールドエアウェイズ、ウェスタンエアライン・・・ あ、この↑ウェスタンエアラインのボストン
タイプもパイピングの色、配色がまたかわいいですね♪ 当時は皆さん、どんなものを入れて持ち歩いていたんでしょう♪?<興味津々。
興味津々と言えば!ガラスにへばりついて写真を撮っていたら(怪しすぎ?) ぬぁんとGEマークを発見してしまいました。
こんなところにも?!恐るべしGE!(爆)しかもかなり巨大なマークです。こちらは↑写真左側上の トランス・インターナ
ショナルエアラインのフライトバッグ(70s)。表はこんなにシンプルなのに、この裏側にはビックリ でした!GEに関しては何
の説明もなかったのですが、ADとしてのWネームだったのでしょうか?(謎) 両サイドで楽しめる?フライトバッグです。
いつ、どこで見ても、やっぱりいいですね、GE!この赤もきいてる。コレには思わず手をあわせてしまいます・・・拝。(笑)
それにしても、ますますこの“意味”が知りたいです。ちなみにこういうWネーム?はこれだけでした。
でた!(笑)
アメニティキット、子供用バッグなどなど さて、フライトバッグに続いて、こちらはミニチュア版、アメニティキット、Kid'sバッグのコーナ
ー。ポーチ型にハンドルがついて、しっかりロゴが入って・・・すんごくキュートです!
特に気になったアイテムが、TWA(♪)が60年代に出していたという、R.O.N. kit というも
の。R.O.N. とは「Remain Over Nite」の意味で、フライトキャンセルやディレイ等で夜も
残らなくてはならなくなってしまった旅客に配られたもので、内容はアメニティキットと同様
歯ブラシ、歯磨き粉、カミソリ、シェービング&ヘアクリーム、コームetc.。結構好評なアイ
テムだったようで、これらの内容品については、メールオーダーで補充も出来たとか♪
アメニティキットは、主にロングフライトの便、ファーストクラスの旅客に配られていたそうで
す。どちらも飛行機での旅に合わせ、重さ、スペースを考慮したコンパクトな作りとなって
います。
← TWA、パンナム、デルタ、イースタン・・・ 機内で持ち運びやすいようにハンドルがつい
ています。R.O.N. kitには、男性用、女性用とちゃんと2つ用意されていたんですよ。
元の持ち主と思われるネームタグがついているモノも発見。私が持っているTWAのタグ
こういったバッグについていたのかな?

気軽に空を飛んで旅をすることがまだ珍しかった時代・・・ このフライトバッグも旅客にとっては 楽しい思い出の一つになっていたんでしょうね。
今、エアラインのサービスも多様化していく中、コストのため、セキュリティのため、と有料化したり、カットされていくことが多くなってますが、こう
いった昔のグッズを見て、またいつか原点に戻れるような時代が来ればいいな なんて思います。そしてロゴグッズも復活して欲しいな!(笑)

The Flight Bag
Icon of Air Travel
SFO サンフランシスコ国際空港ターミナル1にて 2003年12月まで展示中

www.sfoarts.org

2003-8-16

to be continued...

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