ナイロン6,6


もう一つのナイロンの代表選手の一つが、この「ナイロン6,6」でしょう。

ナイロンロクロクと読みます。ロクジュウロクではありません。

名前はナイロン6と似ていますが、構造や作り方は、だいぶ違います。

原料は HOOC-(CH2)4-COOH アジピン酸 と、 H2N-(CH2)6-NH2 ヘキサメチレンジアミン で、アミド結合によって縮重合します。

一応、結合部分を拡大して描いてみましょうか。

ピンク色の部分の、水酸基と水素が、水として外れまして、

アミド結合が生じる訳です。

ところで、名前の「ロクロク」の意味ですが、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンの炭素の数を見てください。どちらも6ですね。ですから、「6,6」は「単素数6と炭素数6の物で出来ている」という意味なんですね。


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