NO:一酸化窒素


二酸化窒素(褐色)、四酸化二窒素(無色)と平衡状態で存在する。

二酸化窒素と違い無色無臭。

非常に酸化され易い。結果として二酸化窒素になる、

参加され易いので、還元力が有る。


一酸化窒素NOは、生体内で神経伝達物質として働くなど意外な役割を果たしている。このNOを実験室で簡単に発生させるには、銅に希硝酸を作用させ、水上置換で集める。また工業的には、アンモニアを空気中の酸素と800℃で白金を触媒として反応させて、製造する。

[慶應95医]

ちなみに、「なぜ水上置換するのか」が問題になっていましたが、一酸化窒素は水と反応し難いのと、空気中で下方置換すると、空気中の酸素と反応して、二酸化窒素になってしまうからでしょう。

また、本文で指摘されている実験室的・工業的製法を、化学反応式で書けという設問もありましたが、

実験室的:3Cu + 8HNO3 → 3Cu(NO32 + 2NO + 4H2

工業的:4NH3 + 5O2 → 4NO + 6H2

でしょう。


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