1気圧はなぜ760mmHgなのか

その2


まず、1気圧ってどの位の圧力かは知っておいて下さいね。マナーとしてね。(^^)

大体の値で結構ですが、「1気圧とは、1cm2に約1kg重の力が掛かっている状態」という事です。もう少し詳しく言えば、1033g重/cm2位です。

と言う事は、コップで生じる水圧がそれと等しくなったら、支えられる重さの限界という事です。

水の密度は1g/cm3ですから、水圧が1033g重になる高さをh[cm]とすると、

1033[gw/cm2] = 1[g/cm3] ・h[cm]・1[gw/g]

(右辺末項の1[gw/g]は、質量と重さを変換するために掛けてあります)

これを解くと、

h = 1033cm

ですから、約10mと分かりますね。

で、この水面の高さは、体気圧次第で上下に動きます。

ですから、この高さが上がれば「高気圧」、下がれば「低気圧」が来ている事になります。

これが気圧計の原理です。

が、この気圧計には欠点があります。高さが10mもありますから、3階位の高さが必要になってしまいます。こんなの実用的ではありませんね?

そこをうまい具合に解決したのが、水銀の気圧計です。

では、次のページでその事を説明しましょう。

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