フランス科学史の連絡会
  
Societe japonaise d'histoire des sciences francaises
 
  
 
   
加者の自己紹介
 
 
 
  東大総合文化研究科で科学史を専攻している隠岐さや香です。それでは、簡単に自己紹介させていただきます。 

  目下のところの関心は、18世紀後半における近代国家の成立と、それに伴う科学的知の変容、といったところにあります。特に、自然科学が自らの周縁部を「科学化」していく過程とその背後にある社会背景との関係性に興味を持っています。要するに、数学史(主に確率論史や統計学史)、経済学史、社会学史、政治史などの交差する部分です。 

  今後の予定としては、とりあえず今年の秋から留学し、科学アカデミーの古文書館及び国立古文書館で資料をあさりたいと思っています。王立科学アカデミーと当時の高位貴族、大臣、国務卿などとがどういうつながりにあったか、また、そういった人々が科学アカデミーにどういう役割を期待していたのか、などを調べたいからです。書簡及び委託研究の頻度、内容を系統的にあたることで、ある程度分析出来るのではないかと期待しています。 

  それでは皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 

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隠岐さや香  
東京大学大学院総合文化研究科 
広域科学専攻相関基礎科学系博士課程 
科学史科学哲学研究室 
日本学術振興会特別研究員 
e-mail:[email protected] 
homepage:<http://homepage.mac.com/soki/
 

  
 
   
 金森 修 ともうします 
  
 1954年札幌生まれ、東京大学比較文化比較文化卒ですが、バシュラールを中心としたフランス系エピステモロジーを追いかける内、実質的には科学史・科学哲学と合体する仕事を行うようになっていきました 70年代後半と80年代前半というように、私の人生でいえば20代の約半分をフランスで過ごしました でも、正直、フランス人はとくに好きというわけではありません 
  
 フランス科学認識論関係の仕事は『フランス科学認識論の系譜』(勁草書房、1994)と、『バシュラール』(講談社、1996)となっています その後、筑波大学から東京水産大学に職場を変えた頃から急速に、STSないしは現代科学論一般に接近するようになり、とくに仕事の領域をフランス語圏に限る意味を見いだせなくなりました。ですから、現在ではフランスとの距離は遠のきつつあります ただそうはいっても 自分の first foreign language がフランス語であることには変わりなく、またいろいろな兼ね合いで知り合いも多いので、1年に一回くらいはフランスに行くことがここ数年続いています 

 2000年に『サイエンス・ウォーズ』(東京大学出版会)と『現代科学論』(新曜社) を公刊しました 現在、二冊の新書、二冊の単行本、二冊の共編著の準備作業に追われてアタフタしております 
  
 今後ともどうぞよろしくお願いします 
   
金森 修  [email protected] 
 

  
 
  
 初めまして。酒井泰斗ともうします。 
  
 Cocode のメールマガジンで紹介されていたのをみて入会しましたがかなり専門性が高そうなので、若干ビビっております。 
  
 #ただ、サイトのほうでメンバーの方の紹介を拝見したところ 
 #顔見知りのかたもいらっしゃったので、少し安心しました(^_^)。 
  
 大学では物理学[物性物理学]を専攻していました。いまは、音楽をつくったりサイトデザインをやったりして、やくざに暮らしています。「フランス科学史」にかろうじて関係しそうなのは、学部生のころ、バシュラール、カンギレームといった、フランス科学認識論の文献を──邦訳でですが──よく読んだ、ということくらいですが。。。。 
  
 #大学の物理学の講義の進展にあわせて、バシュラールの著作を 
 #読んでいくというのは、とても楽しい体験でした。 
 #──もう全部忘れましたが(^_^)。 
 ##マックスウェル方程式すら覚えてない(^_^;) 
  
ということで、教えていただくばかりの参加者になってしまうかとは思いますが、どうぞよろしく御願いします。より詳しい自己紹介は、こちらをご覧下さい。http://members.home.ne.jp/contractio/ 
  
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 酒井泰斗 SAKAI,Taitoh 
 mailto:[email protected] 
 
 
 
澤井 直 君
 
 
杉山さん
  
 
  
  高橋@八戸工大と申します。 

  私の専門はこれまでカント思想が中心でしたが、最近ヴォルテールや百科全書の科学を勉強する必要に迫られ、非力ながらもこういった類の論文等を読んでおります。その他ドルバック、ボネ、ドゥ・サルなども拾い読みしております。 

  なにぶんフランス関連の科学論文との付き合いは始まったばかりで、会の皆様からご助言などいただければ幸いです。 

  よろしくおつきあいのほど、お願い申し上げます。 

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Kozo Takahashi 
[email protected] 
 

  
 
  
 はじめまして。広島に住んでいる田窪勇人と申します。 
  
 数年前からノストラダムスに興味をおぼえ、仕事の合間にこつこつと調べてきました。今は、ノストラダムスに影響を与えたルネサンスの思想に強い関心があります。大学のときは高分子化学を専攻し、強誘電性液晶の物性をレーザーで測定していました。今は、金属材料、主として鋼材の分析・評価という仕事をしており、まったくフランス語とは関係ないところにずっといます。大学でも第二外国語にフランス語がなく、少しずつ独学で勉強をしてきましたが、ここにきて限界を感じています。 
  
 フランス科学史の連絡会のメーリングリストやHPにある情報で、6〜7年間ずっと探していた本も注文することができ、私も何らかの情報を提供することで会に貢献できればと考えています。 
  
 それでは、よろしくお願いいたします。 
  
-- 
Hayato Takubo mailto:[email protected] 
http://www.nrn.x0.com/nostradamuslab/index.htm 
 
 
 
  
 私は工学部出身ですが、今は18世紀の力学史に興味を持っております。なかでも、ダランベールの力学をオイラーのそれと比べることにより、双方の力学(構造)の特徴を明らかにすることにエネルギーを割こうと思っています。現在は、特に剛体の回転理論関係の力学史に関心があります 

  Historia Scientarum に幸いにも掲載された駄文が、何かの偶然で、フランスで計画されているダランベール全集のOpusucles Mathematiques の編集者の目にとまって、Opuscles の剛体の回転運動に関するメモワールに注をつけることとなりました。また、数年前から京大文学部の伊藤和行さんの講義と読書会にも出席できるようになり、やっと専門家と話ができるようになりました。ダランベール全集に興味をお持ちの方は、一度 http://numerix.univ-lyon1.fr/~dalembert/ を覗いてください。H.P.の予告では2000年から刊行が始まったはずですが、遅れているようです。昨年夏にフランスにいったときは、ほぼ出来上がった原稿を見せてもらったのですが。 

  最近は18世紀の科学思想より、力学史のほうに関心が移ってきました。特に、ダランベールの剛体の回転運動の理論を調べる必要もあり、これからしばらく、オイラー、クレロー、ダニエル・ベルヌーイの角運動量の取り扱い方を調べるつもりです。 

  ダランベールの力学はかなり変わったもので、現在の我々にはよく理解できない代物です。それに対し、オイラーの力学はあまりにも近代的過ぎて、我々には当たり前と写ります。両者を比較すれば、お互いの特徴がより明瞭にわかるのではないかと思っております。 

中田良一 :[email protected], 
 

  
 
   
   中村士@国立天文台 です。自己紹介せよとのことで、以下簡単に紹介します。 

 ・私の専門は現代天文学で、太陽系小天体の運動・力学や、日本が2002年に打ち上げる小惑星ミッションのカメラ開発などに携わっています。と同時に、天文台に入った当初から天文学史も平行してやって来ました。二足の草鞋を長期にわたってはき続けるのは結構大変で、最近では現代天文学から足をあらいたい気分ですが、職責上そうもいかないのが悩ましい所です。 

 ・国立天文台の前身は江戸幕府の天文方で、そのため天文台には当時の史料がかなり大量にあり、私の天文学史の分野は、幕府天文方の研究ということにしています。具体的には、蘭学を通して入ってきたヨーロッパ天文学が江戸の日本天文学にどう影響したかということで、もう少し広い見方をすれば、東西交渉史を天文学というチャンネルでとらえると言ってもよいでしょう。皆様はヨーロッパ科学史そのものを研究されている方が多いでしょうから、従ってこのMLの中では私はかなり異分子かも知れません。 

 ・来年度からグループで、「日本天文暦学の史料総合目録」を編纂しようという計画があり、ヨーロッパに流失した史料もターゲットに入れています。特に、フランスのBN等には戦前からいくつかの貴重な史料があることが知られており、それら調査候補の図書館・文書館の情報を教えていただけるかもというのが、このMLに参加した1つの理由です。 

 ・また、パリ天文台の歴史は、近代天文学史そのものとも言える訳で、カッシニ、ラランデなどの史料を見せてもらい、パリ天文台像=近代天文学史像をいつか自分なりにまとめたいとも思っています。パリ天文台には以前から行き来している知人がいるのですが、行った時は歴史の史料などを見ている暇はなかったのが実情で、こちらはいつ実現するやも知れない、「私の夢」の範疇です。 

 以上ですので、私のテーマに役立つ情報をお教え頂ければ、大変有難く思う次第です。 

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中村士(つこう) Tsuko Nakamura 
国立天文台・新天体情報室 
〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1 
電話/FAX: 0422-34-3627 留守電: 0422-34-3748 
 

  
 
   
 東京大学先端研の博士課程で科学技術史を専攻している中村です。 

 専門は、18世紀〜19世紀前葉のフランスのエンジニアとその周辺について調べていまして、卒論ではエコル・ポリテクニクのことを、修論では、もう少し広い視野から、18世紀初頭から革命期のエコール・ポリテクニクの設立にいたる過程で、エンジニアの技術的実践がどのような変容を遂げたのかということを、非常におおざっぱに論じたつもりです。 

 修論の内容については、いろいろと修正したものを、6月頃に発行予定の『年報 科学・技術・社会』に掲載予定の論文でまとめましたので、そちらをご覧いただけると幸いです。また、いままでに書いたものについては、基本的に、ウェブサイトのほうに載せてありますので、ご感想など頂けるとありがたいです。 

 D論では、時代がちょっと下って、1820年代に、エコル・ポリテクニ出身のシャルル・デュパンという海軍技師が、職人や労働者を対象に行った、産業技術の公開講義について調べてみようかと思っています。そのための資料調査ということもあって、去年の夏より、パリに来ています。こちらでは、社会科学高等研究院 (Ecole des hautes etudes en sciences sociales) のほうに籍を置いています。 

 皆さま、どうぞよろしくお願いします。ということで、簡単ですが、それでは。 

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中村 征樹/NAKAMURA Masaki 
E-mail   [email protected] 
http://member.nifty.ne.jp/nmasaki/ 
 

 
  
  
 浜田真悟と申します。1998年以降仏在住で、パリ大学を中心として科学史を勉強しています。中田さんの自己紹介に近い物理研究プロパー(原子核)出身です。 

 この分野へのスタンスとしては、 
 1. 科学哲学・認識論 
 2. 科学史 
 3. 科学社会論 
をまんべんなく消化することを念頭に置いていますが、こういう関心を実現しようと思うようになったのは、90年代のSSC計画をはじめとする巨大科学のあり方と、総研大・KEKの「大型装置科学の科学論」がきっかけでした。その後、STSNJの中村さんにパリ市内の自然史博物館図書館で「ナンパ」(中村さんの表現による)されたことによって、科学史・STSが身近に感じられるようになり、科学史MLとこの連絡会にコンタクトをさせていただきました。 

 科学史自体への関心としては、京都の学生時代に武谷三男や佐藤文隆さんなどの著作・講義にふれたことがありますが、上に書いたような3つのアプローチが、理工系のカリキュラムとしてもっと浸透すべきだと常々思っていました。(武谷の物理理論発展の三段階論などは非常に特殊な状況で展開されたもので、欧米の科学論などがこれに言及することはまずありませんが、彼地でも京都大学をはじめとして、科学認識論や科学史・哲学を教育カリキュラムとしてうちだすことがなかったのは大変残念なことだったと思っています。原子力のようなSTS問題にしても、推進反対いずれにせよ科学プロパーが科学社会論をふまえて議論しないも不可思議な現象と写りました。本来は、理工系学部の中または共通講座として科学史・科学認識論・STSの講座をつくるべきで、文学部にしか科学史がないのも何かの間違いだと思っていました。)これらは今となっては、「学生時代のトラウマ経験」にしかならなかった、というべきでしょうか。 

 話題がそれましたが、現在までのこの分野での経験は、 

 1)ガリレオの新天文学対話 
 2)ニュートンの重力理論史 
 3)19世紀熱力学理論史 
 4)近代日本の原子力開発史 
 5)熱物理実験社会史 
 6)アナル歴史理論 
 7)近代技術史と社会開発 

に関するもの等です。フランス科学史と言う点では、19世紀後半の物理認識危機の背景にあるアトミズム仮説と物理量の対象性・連続非連続性の問題点、20世紀前半の新物理の枠組みの完成(ジャンペランあたりまで)とこの時期に創設された仏研究機構の歴史をやっています。自然科学系の博物館(自然史・技術史・科学技術)の成り立ちや現代における実験的デモンストレーションの問題にも興味を持っています。 

 他にこれといった取り柄はないので、界隈の書店で人気(大学院生レベル)の最新書籍紹介をします。 

科学哲学 
- A. Barberousse, M. Kistler, P. Ludwig, "La philosophie des sciences au XXe siecle", Flammarion, 2000 
歴史理論 
- C. Delacroix, F. Dosse, P. Garcia, "Les courants historiques en France 19e-20e siecle", Armand Colin, Paris, 1999 
科学認識論 
- Lena Soler, "Introduction a l'epistemologie", Ellipses, Paris, 2000 
科学社会論 
- Dominique Vinck, "Sociologie des sciences", Armand Colin, Paris, 1995 

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HAMADA Shingo 
18/20, rue Ferrus, 75014 Paris 
Tel/Fax: +33-(0)1 53 62 14 81 
[email protected] 
 

  
 
  
 原と申します。リエージュで平井さんと一緒だった縁で参加させていただきました。科学史とは遠いところにいます。(数学や科学、工学があまり分からないのです)。そんなわけで、科学論関係の仕事はいつも羨望の眼差しで見ています。今年は、コレージュ・ド・フランスのブルデューの講義で、それとなく科学社会学の耳学問もしてみました。いわゆるサイエンス・ウォーズについては、リベ紙のデリダの記事の立場をわたしは全面的に支持します。 

 自分のやっていることを書いておきます。 

「知と情報:19世紀フランス社会におけるコミュニケーションの問題(1830-1870)およびメディオロジー理論の再構築」 

という博士論文を執筆中です。ドゥブレのメディオロジーは、そのままでは学術的ではありません。それをなんとか、厳密な学問として理論化したいというのがひとつの目標です。諸隣接分野からさまざまな知恵を借りています(とりわけ哲学史−技術哲学、「知の考古学」、デリダ、科学認識論)。現在、冬弓舎のサイトで「メディオロジー入門」を連載中で、一部そこで成果をフィードバックしてゆく予定です。 

 わたしが考えているコミュニケーションの問題は、思いっきり図式化すると、上部象徴構造(思想・イデオロギー・政治)と下部構造(技術システム・社会−産業構造)の関係です。もっと単純化すると、ある時代にはどのように「痕跡」を記入するのか、どのように記憶が構成されるのか、どのような「道具」が用いられるかといった問題です。ですから、ラトゥールなんか面白いですね。直接には、デリダ、スティグレールの方がたいせつですが。書物史、製紙産業、交通機関、テレコミュニケーション、メディアなど、19世紀フランス社会の問題は興味がつきません。文学では、ラマルティーヌとネルヴァルが中心です。 

 主な生息場所は、「ポリロゴス」です(http://nakayama.org/polylogos/)。 

 昨年ナンテール、今年EHESSのデリダのゼミで学びました。研究員となる関係で帰国します。 

 よろしくお願いします。 

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原 宏之 
東京大学大学院 博士課程学生 
メディオロジー、コミュニケーション学(仏、19世紀)、フランス文学・思想 
e-mail:[email protected] 
home page:http://www63.tcup.com/6331/hiro.html 
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 東(ひがし)慎一郎と申します。初めまして(あるいはお変わりありませんか>平井さん、中村君、隠岐さん、浜田さん)。自己紹介です。 

 現在東大大学院科学史研究室のD3で、フランスの Centre d'Etudes superieures sur la Renaissance, Universite de Tours でも博士論文課程に登録しています。フランスには98年から00年まで留学していました。ずっとパリにいました。 

 関心はルネサンスの科学思想、科学論で、特に数学の哲学に興味があります。ルネサンスの数学というとプラトン主義とのつながりを想像される方が多いかもしれませんが、実はフィッチーノ流の新プラトン主義哲学はあまり数学そのものには興味を示していません。数学の証明構造の分析、数学者の対象の存在論などはむしろ当時のアリストテレス主義の方がよく考えていました。他方でプラトン主義と全く無縁であったかというとそうでは決してなく、当時のアリストテレス主義者(主として大学で哲学を講じていた人々)は、度合いの違いはあれ、人文主義が復興していたプラトン主義・新プラトン主義哲学の文献をよく読み、摂取していたことがわかります。 

 なんでこんなことをやっているかというと、一つには科学革命の背景をもっと詳しく知りたいということがあります。ガリレオ、デカルト、ニュートンが数学的自然科学の礎を築いたということはよく研究されていますが、ラテン語思想圏で数学がどのような学問的評価を受けていたかはまだ不明な点が多いです。 

 日本では特に1次文献が手に入りにくいのが現状ですが、最近では BnF の Gallica のようなサーヴィスも始まり、電子革命は研究のスタイルを変えつつあると実感しています。 

 どうぞよろしくお願いいたします。 

東 慎一郎 
東大大学院(博士課程・科学史) 
[email protected] 
 

  
 
  
 平井 浩 と申します。ベルギーの東端、ドイツよりのフランス語圏にあるリェージュ大学の科学史研究所というところに1994年よりお世話になってます。今年で既に7年目です。リェージュは、1997年度の第20回国際科学史学会が開催された場所なのでご記憶ありの方、実際にいらした方等いらっしゃるかと思います。 

 もともとは、ジャック・ロジェの邦訳版『大博物学者ビュフォン』を読んで、本気で科学史家になろうと思ったので、出発点は18世紀フランス科学史です。その後、研究を重ねて、現在のところルネサンス期の新プラトン主義と17世紀の科学革命期の関係を探ろうという感じで、16世紀-17世紀の物質の科学キミア(錬金術と化学を敢えて分けません)を中心に研究を進めています。日々の研究の模様は、僕のHP bibliotheca hermetica での日記のコーナーを中心に逐次公開されています。なかなか好評のHPなので、皆さんも一度ご覧下さい。(広告) 

 1999年に『ルネサンスの物質理論における種子の概念:マルシリオ・フィッチーノからピエール・ガッサンディまで』という論文でフランスのリール第3大学で博士号を取りました。リェージュに居て、なんでリールかと言うと、ちょっと複雑な経緯なんですが、第一指導教官がリェージュの人で第二指導教官がリールの人で、その後の進路の事も考えて、国土の小さいベルギーよりフランスでの学位の方が、いろいろ有利だろうと言う勧めで、リールで提出しました。 

 この博士論文で、パリに本部を置く『国際科学史アカデミー』のアレクサンドル・コイレ賞の新人賞(2001)を取りました。そのお陰で、博士論文はアカデミーの叢書に入ることができ、今年中に Brepols 書店から出る予定です。(現在、出版用の原稿の準備を進めています。これがなかなか亀の歩みで思うように進みません)。 

 現在は、リェージュの研究所に客員研究員と言う形で身を置かせてもらってますが、基本的には求職中です。実を言うと、今年は、CNRSの第1級研究員 (CR1) を狙ってますが、今年の募集人員は関連の人文部門で、2名だけなので苦しいかな?とも思ってます。(ま、おそらく人文系西洋学の部門では日本人でCNRS研究員になった人はいないんじゃないか?と思い、これを取れたら良いなと思ってます)。第3世代の科学史家として国際サーキットで戦えるようになれたら良いなといのがかねてからの個人的な夢です。 

 僕のD論の第二指導教官が次回のフランス科学史学会年会の現地責任者となりましたので、リールからの情報を送るのに良いだろうと考えて、軽い気持ちで設立を提案した『フランス科学史の連絡会』ですが、「言い出しっぺ」ですから出来る限りの事はするつもりです。また、事務局長をやってくださる人がいれば、その方に全てお任せしようとも思ってます。ひとえに、皆さまのご協力で良い会に出来たらと考えております。 

 これからもどうぞよろしくお願いします。 

ひらい@リェージュ 
bibliotheca hermetica 
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9866/ 
 

  
  
本間さん
 
 
  
 東京大学医学部認知言語神経科学で人間の大脳の機能を fMRI を用いて研究しております幕内充と申します。科学史は研究とはほとんど関係なく、個人的興味から参加させていただきました。 

フランス語の文献は19世紀後半くらいから1980年代くらいまでのものは読むこともあり、頻度は少ないものの、無視できない存在です。また、現在のフランスの科学の状況にも関心があります。チャンスがあればフランスの研究機関で研究してみたいと願っております。 

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幕内 充 
東京大学医学系大学院 
認知言語神経科学 
〒113-0001文京区7-3-1 
医学部3号館S613 
03-5841-3690 
[email protected] 
 

  
  
  
 正木 京一と申します。自己紹介させていただきます。 

  生年月日:1956年8月7日 
  1972年4月:早稲田大学付属高等学院入学 
  第二外国語としてフランス語を習得、以来フランス文化に好感をもって現在に至っております。大学時代の専門は数値解析でその影響でコンピュータ・SI関連の仕事に従事何度か会社は変わりましたが、職種は一環としております。 

おそらく皆様のお話を伺うことに終始すると思いますが、それでよろしかったらよろしくお願いいたします。 

[email protected]  
 

  
 
 東京大学総合文化研究科(科哲)で科学史を専攻している、修士1年(もうすぐ2年)の三村太郎です. 

 ずっと関心を持って研究しているのは,中世イスラーム科学史,特に天文学,数学史です.詳しく言うと,天文観測器具にまつわる歴史,もっと詳しく言うと,アストロラーベ製作におけるステレオグラフィックプロジェクションという技法にまつわる球面幾何学,球面三角法の歴史です.その関心のもと,卒論では、中世ラテン世界でも普及した天文観測器具であるアストロラーべの取り扱いを記した,1000年ぐらいに活躍したクーシュヤール(人名です)の 『アストロラーべ書』の4写本を校訂し,定本を作りました.実は『アストロラーべ書』は,いまだ校訂されたことのない作品でして,とりあえず資料価値はある卒論となりました.イスラーム科学史では,いまだほとんどの作品が写本のまま残されているので,写本校訂をとりあえずまずはじめに行わなければ,研究が進まないのが現状です. 

 修論では,ビールーニーという学者が書いたアストロラーベについての本を中心に扱おうと思っております.ビールーニーの時代(11世紀頃)のイスラーム天文学は,いまだインド天文学の要素を多分に残していまして,そのインド的要素とギリシャ天文学との交じり合いを明らかにしたいと思っております. 

 イスラーム科学史のセンターの一つに,ラシェドを中心とするCNRSがありますので,かなりフランス語の文献を扱っております. 

今後ともよろしくお願いします. 

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三村太郎 
東京大学総合文化研究科 
E-mail [email protected] 
 

 
 
  
 松田 清です。自己紹介が遅れました。 
  
 科学音痴なので、連絡会に入会するのを随分、ためらったのですが、古本を手で触ることが好きなことと、この10年余り、江戸時代の舶載蘭書の書誌的研究をやっている関係から、昔なつかしいフランス語の書物のことも忘れないように、と意を決して入会することにしました。具体的には、ショメル百科事典の成立史/翻訳史(仏から蘭、蘭から日本へ)に関心がありますが、その他の書物に気を取られ続けております。最近では、19世紀までの日本の「利用厚生の学」を実証的に研究する『実学資料研究会』のお世話もさせていただくことになりました。 
  
 皆様の後について、フランス科学史の勉強をさせていただきたく、よろしくお願いいたします。私のホームページは「洋学史・松田清研究室」です。 
 
 
 
 
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