ホーン効果

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ホーン効果とは

ホーン効果とはある人のネガティブな一面を見ただけでその人の他の面もネガティブに思い込むこと。

ホーン効果は別名、逆ハロー効果、ネガティブハロー効果、デビル効果と呼ばれています。

例えば、太っている人は「怠け者」「だらしない」「無責任」といったステレオタイプなイメージを持たれることが、ホーン効果の典型的な例です。

ホーン効果が起きると、その人のいい面を見落としたり、過小評価したりする傾向があります。

ホーン効果の語源

ホーン効果のホーンとは「角」であり、悪魔の角を意味します。

一方、ハロー効果のハローは「聖人の後光」という言葉であり対照的です。

採用活動はホーン効果の影響を受けやすい

採用については、採用担当者は短時間で応募者を見極める必要に迫られるためホーン効果の影響を受けやすい。

見た目や話し方、あるいは身のこなしが悪いと、採用担当者はすぐ応募者に嫌な感じを抱くかもしれません。

応募者が学生運動に参加していたことが分かれば、採用担当者は厳しい目で応募者を見ることになるでしょう。

ホーン効果とハロー効果の違い

ハロー効果はホーン効果とはまったく逆の効果になります。

ハロー効果とは第一印象が良いことで相手をより好意的に考えることで、ホーン効果とは第一印象が悪いことで相手を否定的に考えることです。

ハロー効果とはある人に魅力的な側面を見つけると、その人全体をポジティブに考えます。

ハロー効果の事例として、例えば、身だしなみが良く容姿がいい人は、知的で信頼できると思われる可能性が高い。

応募者が有名大卒であったり有名企業で働いていた職歴があれば、採用担当者はこの人は仕事ができそうと考えます。

ハロー効果が起きると、欠点があっても目立たず見過ごされ、ちょっとした失敗も簡単に許されてしまいます。

関連心理学用語

ハロー効果

ハロー効果とは初めて会った人の外見や話し方あるいは服装や行動をざっと見ただけで、その人を分類すること。