コロニアル建築(2) | ||
WEB-SITEを作成するにあたり、ホームページにペナンのイメージ画像を考えた。選んだのはパームツリーやペナンブリッジではなく、私にとって最も印象深かった「朽ち果てた長屋」である。建築は専門ではないが興味はあるので、私なりにペナンの建物を紹介しよう。 誤解を恐れずに言えばペナンの建築は英国植民地政府と、それを支えた華人によって形成されたと言って過言でない。つまり植民地政府の社屋であるパブリックビル。彼らの住居であり、後に富を築いた華人が住んだバンガロー。そして移民である華人が住み商売を営んだショップハウスである。 ショップハウス(Shophouse / Townhouse) デュッセルトン地区やノーザンロードの海岸沿いで見られる、一戸建て住宅である。かつて植民地政府高官が、やがて錫やゴムので富を築いた華人が移り住んだ。フランシスライトが初期に築いた邸宅は欧州古典建築やインド建築が取り込まれてた。後に中国など様々な文化と融合すると同時に、熱帯気候に適合していった。今では多くのバンガローは州政府管轄下で改築が規制されている。 パブリックビル(Public building) 英国植民地政府はコーンウォリス砦を中心に、多くのパブリックビルを建設した。17〜18世紀の英国建築文化の影響を受けたこれらのビルは、装飾支柱(コラム)、切妻壁(ペディメント)、巨大な飾り窓(ベイ)など植民地政府の威厳を示すに十分だったろう。今ではライトストリートには裁判所、博物館、タウンホール、E&Oホテルなど多くのパブリックビルが残っている。ビーチストリートでは銀行が入居している。 個々の詳細は別の機会に紹介することにする。えっ興味ない?まあそんな事と言わずに見てくださいな。それからジョージタウンの建物の鮮明な映像は、KanaoさんのWEB-SITEでご覧になれます。 (2001年7月14日) |