ヘルシンキ散歩道


suomi


フィンランド・・・別名スオミの国。スオミとは湖のことで、その名の通り多くの湖と緑に恵まれている国。
1年のうちで6月の夏至の頃がいちばんいい季節で、短い夏を思い切り満喫するフィンランド人。白い肌を真っ赤にして日光浴する姿をあちらこちらで見かける。そして、誰もが1か月という夏の休暇をとって、自家用ボートで自分のサマーハウスへ出かけ、のんびりとそこで過ごす。こちらに来ていちばん欲しくなったのは、何と言っても自分のボートとログハウス!
物が豊富な贅沢よりも、自分の時間をゆっくり過ごすことの出来る贅沢をここでは教えてくれる・・・。公園でのんびりと・・・、船で近くの島まで遊びに・・・、ほのぼのとできるフィンランド、私の好きな国である。

シリヤライン
オリンピア・ターミナルに停泊するシリヤライン

8日間のシリヤラインの乗務を終えて、今日から8日間の休みに入る。8時半に船がヘルシンキに到着し、乗客を見送った後はメッシ(船内の社員食堂のようなもの)でゆっくりと朝食をとる。朝から新鮮で豊富な魚介類。主食にはこちら独特でちょっと堅めの黒パン。そのままでも、上にサラダや新鮮な魚を載せて食べてもおいしい。そしてコーンフレーク。日本で言うおかゆのようなものも置いてある。実はこれにおかゆの要領で塩を少しかけて食べていると、現地のクルーにびっくりされた。え?塩?こちらでは塩でなく砂糖をかけて食べるのだ。日本でもしゃぶしゃぶなんかを食べにいくと小豆のお粥にお砂糖・・・で食べるから、それを思えば何ともないのだが、それにしてもやっぱり甘党だ・・・。こちらのお菓子やケーキは全体的に甘い。私も来たばかりの時は、マーケットで買って食べた菓子パンが思いっきり甘いことにびっくりして全部食べるのに大変だったが、慣れとは恐ろしいもの、もう当たり前のように食べることができるようになってしまった。素朴で余計な物は使わないといった感じのパンである。上にしっかり砂糖がコーティングされていて、それだけでも充分甘いのに、中にジャムまで入っているのだ!

さて、あとはヨーグルトに・・・なんて書くと、いかにもよく食べる・・・なんて思われそうだけど、実際人一倍よく食べるのは事実かな...(^^)。最後にコーヒーを頂く。こちらの人はカップいっぱいにコーヒーを入れる。聞いた話では、愛情いっぱい・・・という意味から来ているとか・・・。


さすがにシンプルな北欧の食事に飽きると、屋内マーケットの豊富な店構えに足が向く。目的は唯一イタリアのお総菜やソーセージを売っているブルーノおじさんのお店。フィンランド人の女性と結婚をし、ヘルシンキに住んで現在息子さんと、このマーケット市場でお店を開いている。お店に行くと”ブォンジョルノ〜!”と威勢の良いイタリア語が飛んでくるので、イタリア好きの私としては何とも心地よく、そしてますます元気が増してくるので、休みの日にはよく足を運んでいた。

自分のアパートへ戻る途中、同僚と一緒に帰ってから食べようと(食べることばっかり?)、屋外マーケット市場で買い物をする。新鮮な野菜や魚、そうそう、私もフィンランドに来て初めて先輩に教えてもらったカラクッコという食べ物、これはライ麦粉等でできたパンに淡水魚と豚のバラ肉をはさんでつくられたフィンランド生まれのもの。そして表面を焼いたように少し焦げ目のついた独特の軽いチーズ。日本に帰ってきてから食べてないなぁ。。。これは私も同僚も大好きで、よく買って食べていた。日本にお土産としてまとめて買っていこうと思ったくらい。ワインなどのおつまみにも最高かも・・・。ちなみに同僚とは、「今日はこんなことがあったよ...」とか話しながら、船で安く買ったワインを飲みながらよく食べていたっけ...(*^^*)。

ハーヴィス・アマンダ
バルト海の乙女、ハーヴィス・アマンダ像

さて、ヘルシンキの町中を巡回するトラムに乗って、バルト海の乙女のハーヴィス・アマンダ像から白い大聖堂の前を通り、オリンピック競技場近くのアパートまで帰る。こちらに来て感じたのは、この時期の北欧は夜が短いとはいえ、トラムの中で居眠りをしている人が全然いないということ。日本の電車の中では当たり前のようにたくさん見かけるのに・・・それだけ、日本が平和なのか、それとも疲れている人が多いのか・・・。日常生活の中で発見した小さな不思議。

大聖堂
ヘルシンキを代表する建物、ヘルシンキ大聖堂

休日1日目は、部屋でゆっくり過ごす。でも、一緒に住む同僚も私も動いているのが好きな方なので、次の日にはマンネルヘイミンティエ通りを30分ぐらいは平気で歩いて駅周辺の繁華街まで出る。その間にフリーマーケットへ立ち寄ったり、美術館に行ったり・・・。

アテネウム美術館 国立劇場
アテネウム美術館(左)と国立劇場(右)

ヘルシンキの中心地エスプラナディ通りには、フィンランドの名店マリメッコ、イーッタラ、アラビアをはじめ、カフェやレストランが建ち並ぶ。そして通りをはさんで、緑豊かな公園のような敷地が続く。そこではベンチに腰掛けて、マーケットで買ってきた袋いっぱいに入ったサクランボをつまむ人や、アイスクリームを食べる人など・・・街中での憩いの場でもある。そしてずっと行くとハーヴィス・アマンダ像、マーケット市場へたどり着く。ところで聞くところによると、世界でアイスクリームの消費が一番多い国はフィンランドなのだそう・・・、寒い季節が長い国なのにこれは意外。いや、寒い冬に暖かい部屋の中で冷たいアイスクリームを食べるのは美味しい...ということを私は知っている。ところで、私も来たばかりの時は毎日食べていた・・・(^v^)。


ウスペンスキー大聖堂 観光船乗り場 動物園 スオメリンナ要塞

ここからはウスペンスキー大聖堂をバックにいくつもの観光船が出ている。
スオメリンナ要塞(旧要塞島)やコルケアサーリ動物園へ行く船、そしてクルーズ。ポルボーへ向かう船など、そして夏になると楽しいイベントのついたクルーズもあるので、時間があったらぜひ乗ってみては・・・。ゆったりとした時間を楽しめる。
左の写真から、ウスペンスキー大聖堂、マーケット広場前の観光船乗り場、コルケアサーリ動物園の中、そしてスオメリンナ要塞。この要塞は、ユネスコ世界遺産にも指定されている。


シベリウス公園

シベリウス公園、ここは観光ツアーの一つになっているので、よくバスでいらした世界各国からの観光客にお会いする。フィンランドが生んだ音楽家、「フィンランディア」などで知られるシベリウス。公園には、パイプオルガンをイメージして作られたシベリウス記念碑がある。

少し歩いていくと、岩の教会と言われるテンペリアウキオ教会にたどり着く。外見が目立たないので、うっかり通り過ぎてしまうかも・・・実際私がそうだった・・・。花崗岩を上から掘り込んでドームを載せてあり、その中にとても幻想的でもあり現代的な教会がある。その中で時々行われるピアノの演奏もまた素敵。

アパートから気の赴くままに歩いていくと、なんでもない小さなお店を見つけることがある。この間も、静かな路地を歩いていると、ムーミングッズたくさんのお店を発見した。ちょうど日本へのお土産を探していたところだったので、その1つを買って日本へ送ることにした。それにしても、こちらで売っているミーのぬいぐるみの顔はちょっと怖い・・・。そうそう、ムーミンと言えば、2番目の都市トゥルクから小型の船に乗って(この船がとってもかわいくて気に入ってしまった!)ナーンタリへ行くとムーミンワールドがある。ムーミンや仲間達がお出迎えしてくれる。そして、別のタンペレという街にはムーミン谷博物館もある。ムーミンファンは足を運ばれてみては?

ナーンタリ

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