アネモネの育て方


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データ / アネモネの魅力 / 球根選び /
球根の植え方 / 置き場所 / 水遣り /
肥料 / 害虫・害鳥 / 花後の管理 /
応用 / 薬効 / 実際に育てた品種






データ

学名:Anemone coronaria
科名:キンポウゲ科
原産地:地中海沿岸
別名:ボタンイチゲ
殖やし方:球根
球根植付け時期:秋
開花期:春
耐寒温度:-18℃

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アネモネの魅力

赤、ピンク、紫などの鮮やかな彩りがきれいなアネモネ。特に赤いアネモネは、側で見ているだけで血の巡りをよくしてくれる効果があるという説もあります。
一つの球根からいくつもの花を楽しめるのも魅力です。

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球根選び

アネモネの球根は乾燥した状態で売られていますが、湿気を吸収してカビが生えやすいのが特徴です。表面を観察して、カビの生えていないものを選びましょう。

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球根の植え方

アネモネの球根は、実に妙な形をしています。下の写真の通り、平たい方が上、とがっている方が下です。上下を逆に植えると、当然発芽しません。 それでも上下の区別がつかないものもありますが、その場合は横に植えても構いません。

植付け時期は、秋が適当ですが、中には寒さに弱くて越冬できない品種もありますので、こういう品種を気温が-18℃以下に達する地域で栽培する際には春に植えつけます。
カチカチに乾燥した球根をいきなり土に植えて急激に給水させると、表面にヒビが入ってそこから菌が入ったりカビが生えたりして腐ってしまいます。ということで、前処理が必要になります。
前処理方法は、まずバーミキュライトに植え付け、二日ほど水を与えずに空気中の湿気を吸わせ、その後徐々に霧吹きで水を与え、発芽、発根したら土に植えるというもの。実は、管理人はこの方法を使いましたが、それでもカビが生えました。しかし、多少のカビならちゃんと発芽しますので、あまり神経質になる必要はないようです。
土に植える際には、深さ1〜2cm程度。

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置き場所

日光を好みます。明るい窓辺でもOKです。

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水遣り

土の表面が乾くのを待って、たっぷり与えます。乾燥させないよう注意。花が終わって、葉が黄色くなって枯れてきたら水遣りを中止します。

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肥料

植付け前に元肥を与え、成長中には液肥を与えます。球根を再利用するなら、花がしぼむ頃にお礼肥を与えます。

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害虫、害鳥

何と言っても
アブラムシの大好物です。
特に花の裏側に付きます。

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花後の管理

しぼんだ花はすぐに摘み取ると、次々に新しい花が咲きますます。
夏に乾燥した地域では球根を植えっぱなしにしておいても構いませんが、夏に雨の多い地域、若しくは冬に気温が-18℃以下に下がる地域では、地上部が枯れた後に球根を一度掘り起こします。 その後3日間日向で乾燥させ、ダンボール箱や木の箱に、お互いくっつかないように並べ、バーミキュライトまたはおがくずなどを被せて保存します。

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応用

アネモネは、
ドライフラワーにすると、きれいな色のまま保存できます。

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薬効

注意:実際に素人判断で薬を作ることは危険ですので、以下の情報はあくまで豆知識としてお読み下さい。
詳細は、
植物の危険性アロマの作用をご参照下さい。

薬用部位:地上部
適応:ロシアの民間薬として、胃痛、月経不順、通風、百日咳、喘息の治療に使用。また、ホメオパシー(同毒療法。健康体に与えるとその症状に似た症状を示す薬を、少量ずつ患者に与える治療法)として、婦人病に使用。

アネモネの汁は刺激性が強いので、肌の弱い人が扱うときは手袋をしましょう。アネモネを細かく刻んだり、乾燥したりすると毒性が弱まるそうで、このように加工したものが薬として使われます。

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実際に育てた品種

Mr. Fokker, Sylphide, The Govener



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