しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

■2001/09/08 (土) 91.自然の時間

 時間を計る単位を、人類はいろいろ考案してきた。
 おそらく最初に実感した単位は「日」であろう。太陽が東から昇って西に沈む。おおよそその時間と同じ時間空は暗いが、日はまた昇る。この周期だ。この、太陽に対する地球が1回転する周期は、1年中ほぼ一定である。これは人間が決めたものではない。極めて自然な周期である。世界中どこに行っても「日」の長さは変わらない。全ての時間を計る単位は、「日」の整数倍か整数分数になっている。
 次に実感したのは「月」だと思われる。「年」もあり得るのだが、地域や文化によって長さが大きく異なるので、これはかなり後世になって分かった概念のように思う。兎も角「月」だ。空に出る月は、おおよそ29.53日の朔望周期を持っている。もっとも、この「月」も世界共通ではない。一般的には太陰太陽暦では1「月」は29日の小の月と30日の大の月の組み合わせで1年は354日になるが、太陽暦では無理矢理1年を12か月にしているので30日と31日と28日が複雑に組み合わさっている。ちなみに、マヤ文明では20「日」で1「月」、18「月」で1「年」である。
 で、その「年」だが、日本のように四季がある温帯地域や、エジプトのように年一回洪水がある地域などは、概ね同じ時期になれば雪が降るとか、そのような観測で1「年」を知るだろうが、熱帯地域では分かりにくいだろう。マヤでは、よく認識できたものだ。
 自然観測の結果分かるものは、以上3つの単位であろう。それ以外の単位は人為的なものだ。
 例えば、時(1/24日)、分(1/1440日)、秒(1/86400日)や週(7日)、旬(10日)、干支(60年)、世紀(100年)、千年紀(1000年)などは、自然界では何の意味もない。
 してみると、自然界で意味のある時間の単位で最も長いのが「年」であるということになる。

 …ってマクラが長いな。はい。今日でこのサイトも一周年になりました。

 これからも皆さんと、一緒にねん。


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