しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。
■2000/12/12 (火) 47.徒然草な師走 年の瀬である。気忙しく街を行き交う人々。街に流れるクリスマスソング。お歳暮を告げる垂れ幕。年賀状を勧める中島みゆき。うどん丼兵衛そば丼兵衛。これらは皆12月の季語である。12月のことを雅語で師走と言う。語源は師、すなわち僧が走ると言うことらしい。いつもはしたり顔をしてゆっくり歩いている坊さんでも走るくらい街全体が忙しいのだ。
今時分は1年で一番夜が来るのが早い。退社時刻の前に、もう暗くなっている空の下、忙しそうな人の波の中に白いものがゆっくりと降りてくる。
雪だ。
小学生の頃、同じ町会で同じクラスの、だけど幼なじみではない女の子が好きだった。ちょっときつめで切れ長の眼を持っていた。決して美人でも可愛くもなかった筈だが、何故か惹かれるものを持っていた。同じ町会だったのに一緒に遊んだことがない理由を僕は知らない。もしかしたら小学校に上がる頃にでも引っ越してきたのかも知れない。要するに幼稚園以前から一緒に遊んだ面子に入っていなかったのに、同じクラスになって初めて近所だということが分かった時点で、僕は、その子が気になっていたのかも知れない。
その日も朝からちらほら雪が降っていた。
その雪の所為だろうか。僕はその日の授業も終わりに近づいた夕方、初めてその子に手紙を書いた。雪は天気雪になり、夕日が雪にきらめいてとても綺麗だった。窓には、校舎の前にある校旗を掲揚しているポール。
真っ赤。
後にして思えば銀色に夕日が照り返っているだけなのだが、そんな真っ赤な景色にも係わらず、その手紙の内容といったらもう、子供の書く手紙というものはここまで自分勝手になれるものか、と言うぐらいの最初から相手が自分のことを気にかけていてくれていると決めつけたようなものだった。
そんな手紙の返事は、一言。
綺麗な景色だね、こんなことにも気付かないの?
そんな彼女も、もういない。だからなのだろう、こんなことも忘れられない。
街にはあのときと同じ雪が降り続いていた。
徒然草のパクリになってしまった。これでは精神衛生上宜しくない。不健康法師である。