しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。
■2000/12/08 (金) 46.ポールの話もしよう 「と言う訳で、ジョンの話はしたので、今日はポールの話をしような」
「そうですね。ジョンばかりが人気ではポールも草葉の陰で悲しんでいるでしょうからね」
「死んでないって。殺すな」
「はあ生きてましたか」
「失礼なヤツだな。おわびに今日はポールを誉めまくることにしよう」
「私、よく知らないんですよ。ほら、まだ20代だし」
「嘘つけ。30代だろ?」
「大して違いませんって」
「…まあいい。ともかくポールの音楽センスは素晴らしいんだ」
「そうなんですか?」
「ソングメイカーとして一流だなあ。ジョンは詩人として一流だが、ポールは歌がとても良いんだ」
「はあ。私にはよく分かりませんが」
「ヒット曲も多数ある。聞いたことないのか?」
「まあ名前くらいは知ってますけど」
「耳当たりも良いしなあ。聞けばたぶん分かると思うぞ」
「ちょっと洋楽好きのオヤジなんかが、カラオケでよく歌ってますよねえ」
「君も聞いたことぐらいあるだろう…って、おい。まだ現役だ。また失礼なこと言うな」
「うへえ。失礼っすか」
「まあ、しょうがない。気を取り直して更に誉めまくろう。ソングメイカーとしても彼は素晴らしいぞ。多数のアーティストに曲を提供しているし、死んだ友人の声をサンプリングして一緒に歌うなど、友情にも厚いんだ。俺はこういう話に弱いんだ…ううっ…日本人にファンが多いのも肯けるなあ…」
「うわっ、急に泣き出したよ、このおっさん」
「日本のTVにも、たまに出るぞ。サービス精神旺盛だし、芸能人の鑑だ」
「よく分かりました。20世紀を代表する歌手だってことっすね」
「失礼なこと言うな」
「へ?また失礼っすか?今度は何が?」
「21世紀も活躍するだろう」
「ああ、そういうことっすか」
「彼の曲は心があったかくなるんだ。名曲ばかりだぞ」
「どんな曲があるんすか」
「例えば『ダイアナ』だろ、『ユー・アー・マイ・デスティニー』だろ、『シーズ・ア・レディ』だろ、あっそうそう『マイ・ウエイ』もだな」
「あのお、ポールってマッカートニーじゃないんですか?」
「だれがマッカートニーって言ったよ?」
「いや、あの、そうっすね…」
「心があったまるんだぞ。なにせポール行火と言うぐらいだからな」