しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

 
■2000/12/04 (月) 44.スリット

 近ごろ、と言うか最近頓に女子の人のスカートがとんでもないことになっている。
 上り階段の前を歩いている女子の人のお尻の話は、以前書いた(2000/09/30(土)13.チラリズム)が、今回はその続編である。
 昨夜帰宅しようと地下鉄の階段を上っていて、前を歩いていた女子の人の太股の辺りが気になった。タイトミニだったのだが(好きだなあ、この作者)、スカートの後ろ中央に深々とスリットが入っているため、下からお尻が覗けそうなのである。前回の女子の人と異なり、彼女は隠そうともしなかった。
 それにしても、この手の服は絶妙な具合にデザインされているもので、見えそうでいながら決して肝心な部分は見えないようになっているのである。
 それは勿論、急な階段で子供の人が見上げたら見えるだろうし、大人の人でも身を不自然な位屈めたら見えるのだが、そう露骨に見ることを普通の男子の人はしないであろうし、そう言う意味で絶妙のカットなのである。一般にそのような見えそうで見えない状況を男子の人は好む性癖を持っており、その心を騒がすのに最適な深さをデザインするあたりがにくい演出だ。いや別に演出している訳ではないか。
 そもそもスリットはなんの為に入れられているのだろう。
 男子の人のスーツには似たような切れ目がある。あれは通常ベント、複数形でベンツと呼ばれ、日本語では馬乗りと言ったりする。なんでも武士用の羽織にも似たような切れ目があり、由来は同じであると言う。つまり馬に乗ったときにしわにならないように付いているものだ。
 ではスカートのスリットは、と言うと分からない。だが普通に想像するに以下の理由が考えられる。
 1.歩きにくくなることを防ぐため
 2.男心をそそるため
 このうち2が怪しい。何故ならチャイナドレスにおけるスリットの歴史を繙くと、誕生は裾丈が短くなると期を一にしているのだ。丈が短くなれば歩きやすい筈なのに更にスリットを作ったと言うことは1が消えることになる。
 なんだ、結局そそるのが目的のデザインにそそられたのだから何の不思議もないし何ら恥ずかしくもないのだ。変な理屈なんかはどうでもよろしい。
 これをスリット通せば道理が引っ込むと言う。


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