■2000/11/29 (水) 43．イブ父。

　なにやら今度は「イブニング親父。」と言うユニットが誕生したそうである。サンケイスポーツによると、打倒「モーニング娘。」だそうだ。
　メンバーは藤本義一、竹村健一、浜村淳、坂田利夫、南方英二、クロード・チアリ、川藤幸三と、皆５０代以上。宴会ソングのＣＤも出したと言う。確かにこの時期、忘年会御用達の歌がカラオケで流行することが多いので成る程巧い２匹目のドジョウである。
　きっと「イブ父。」と略されるのであろうが、丸は外せないのだろうな。
　以上マクラだった訳だが、表記に拘る気持ちは理解できないこともない。例えば本家「モーニング娘。」などは丸を付けていないと、何か一般名詞のような気にもなってくる。それを逆用して丸を付けずに「モーニング娘」と言う名前を付けた風俗店もあるぐらいだ。
　雑文界においてもいっしょうさんのサイトは、破竹の勢い。あるいは『破竹の勢い』とカギカッコ付きのときは読点なし、カギカッコ無しの時は読点ありと言う表記に拘っておられる。
　斯様に固有名詞と言うものは表記が肝心なのである。
　ネットをしているとハンドルを使うのが一般的であるが、これも固有名詞である。私などは、つい昔のＰＮから「ろう」としてしまったが、森で屁をこくのlouさんと似てしまった。雑文界のような狭い世界でもハンドルが似てしまうのだから一般多数の人が書き込む掲示板などでは混乱してしまう。２ちゃんねるなどでは冗談で「名無しさんっていつも書き込みしてますね」なんて言われる。私も以前のハンドルでは後ろに「＠サイト名」を付けていた。
　結局のところ、固有名詞はその対象を確定する作用を持つので、表記に対する拘りは有りすぎる程有っても良いのだ。そして覚えられ易くオリジナリティがあれば猶良い。一目見ただけで笑いを誘うような名前と言うものも良いだろう。私は笑いの沸点が低いので、たぶん大抵の名前で笑う自信がある。実際「イブ父。」で笑ってしまった。
　名、あたいを笑わすである。

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