しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

 
■2000/11/06 (月) 30.発掘したい

 さだまさしの歌に天文学者になりたかったと言うのがあるが、学者と言う職業に少年の頃に憧れた人は結構いると思う。学研や小学館などの学習マンガによって影響を受けたり、ファーブル昆虫記やシートン動物記などを読んで自分も大きくなったらそのような学者になりたいと考えたりするのだ。そのような少年少女も、普通は成長して行くに連れて別に面白いモノを見つけたり、家庭の事情や将来の収入の見込みなどを考え併せて、夢を断念することが多いのであろう、実際の学者の数は意外と少ない。そのように成りたくとも成れずに別の道を選択してしまった人間に残された道はいわゆるアマチュア学者と呼ばれる道なのであろう。巷の書店に溢れる一般向け学術雑誌のいかに多いことか。
 ところでアマチュアと言ってもピンからキリまである。歴史学や経済学、法律学のようにアマチュアに出来ることが限られていて、基本的にプロでなくては難しかろうと言うものもある。一方、天文学者などはアマチュアであっても新彗星を発見して自分で命名したり出来る。生物学者も先代の天皇陛下のように新種を発見したりして学名の末尾に自分の名前を入れたり、牧野富太郎氏のように長年苦労をかけた妻の名を自分で発見した新種の花に付けたりと、アマチュアであっても活躍できる余地がある。考古学者もシュリーマンに始まりその手のロマンを求めて活躍中の人が多く、中にはかなりの発掘実績をひっさげてアマチュアから大学教授になった人までいる。
 で、何を書きたかったかというと、アマチュアはアマチュアらしく実績等に捕らわれずに自由に活動すべきではないか、と言うことである。成績を上げて実績を積み、任官しようと考えてはいけないと言いたい。
 昨日から今朝にかけて新聞紙上を賑わしたアマチュア考古学者は、別に任官を睨んでいた訳ではないかもしれないが、折角自由な立場で活動しているアマチュア学者が、実績や成績に捕らわれる「ノルマ」至上主義のようなものに毒されてはおかしいのではないか。自作自演をする以前に、そのような研究態度が問われている気がする。
 何にしても責任感をもっと持ってほしいものである。自分で埋めた石器の発掘実績で任官するようなことでは困る。それでは責任感ではなく石器任官だ。


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