■2000/10/11 (水) 19．女子アナと言う存在、或いはその報道について

　田舎と言うところは奇妙なもので、芸能人がいない為、ＴＶによく出ている有名人と言うと限られているくせに、それでもそのような人たちに興味が集中する。よくあるのが地元民放の女子アナが街で見かけられてきゃあきゃあ言われる光景である。それを逆手に取ったのが、よく番組改編期にある全国名物女子アナ対抗番組だ。全国ネットの民放では必ずと言って良いほど、このような企画が組まれる。
　これまで、そのような現象は田舎特有のものだと思っていたのだが、どうも最近はそうでもないらしい。
　何のことかと言うと、女子アナのスキャンダルの話である。キー局の女子アナや元女子アナの話題がワイドショーに出ない日はまれである。
　相手が芸能人やスポーツ選手であれば、これは相手がメインであって女子アナは単なる有名人として取り上げられるに過ぎないのだろうが、これが相手がよく分からない人物で単に女子アナ乃至元女子アナの「お相手」として出てくる場合、メインはどう考えても女子アナの方であり、何やら不思議な心持ちがする。例えば松坂のお相手柴田倫世などは松坂が五輪出場していたこともあるしニュース性があると思うが、中村江里子が誰と付き合おうと別にどうとも思わないし、有働由美子はそもそも美人とも思わないからどうでもいいし、近藤サトがキスしようが、単に一般人と同じじゃないかと思うのだ。ましてフジテレビが取り上げるのは何か変だ。
　まあ、一般的に女子アナと言うのは妙齢の女性が多いものであるし、その知的なイメージや凛とした口調などから憧れる者も多いのであろうけれども。憧れるだけではなく端的に言って欲情する者も多いと思われるけれども。アナがいたらいれたい、とはこのことか。
　しかし、よく取り上げられるアナは上に挙げたような特定個人であり、なんでこの人だけが、と思うような女子アナが何度も何度もＴＶに出てくる。あまりにも繰り返し出てくるので何だかＴＶ特有の「やらせ」によって話題をでっち上げているような、騙されているような気にもなってくる。
　同じアナのみじゃん。

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