しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

 
■2000/10/10 (火) 18.連休の怪

 確か本当ならば今日は体育の日であった筈である。元々東京オリンピック開会日か何かだったと思うのだが、それで10月10日と言うことになっていた筈である。それが今年から、連休を増やす為と言うよく分からない理由によって10月の第2月曜日となったのだ(ったと思う)。
 学生時代にアメリカの休日を習った時、おそらく英語の時間だが、キリスト教の休日と言うものが、このような何月第何なに曜日と言う決め方をしていると聞いてとても不思議に思った記憶がある。しかし今や日本もそうなのだ。覚えにくいこと甚だしい。
 そもそも、曜日と言う概念自体が七星占術によるものであろう。日本においても藤原道長の日記などに曜日が記載されているように昔からその存在自体はあったようだが、一般には広がらなかった。それもその筈で、やはりこれは7日で世界が作られたとするユダヤ−キリスト−イスラム系の一神教の世界でこそ意味のある区切りなのであって、そうでない世界にあってはそれほど意味を為さないか、意味を持ったとしても大安仏滅と言ったものと同様の軽さのものなのだ。
 政府は、何がなんでも勤務時間短縮を進めたいらしい。本道は年次有給休暇を取りやすくすることであろうが、それは各会社の自由と言うことになっているため強制はできない。せめて国民の休日を連休にして長期休暇を取りやすくしようと言う魂胆だろう。
 しかし私は思うのだ。フランス、イタリアのようにバカンスが生活の一部どころか重要な部分を占めている文化圏と異なり、本来日本は盆と正月以外は基本的に休みのない世界であった。あえて追加するとしても春秋のお彼岸であろう。そしてこれに地域のお祭りを足した日数、つまりおよそ30日弱が年間の休日であった。その代わり残業は基本的に存在しない。これで計算すると年間労働時間は2680時間になる。それほど多いとは思わない。
 別に休日が増えることに文句を言っている訳でもないし、連休が多くなるのもいいことだと思うが、休みたいときに休めるようにする方がいい。それだけだ。
 だってやっぱり
 思い立ったが休日ってね。


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