■2000/09/25 (月) 10．地下鉄…東京おそるべし

　今週から地下鉄南北線と三田線が延伸して東急目黒線と相互乗り入れすると言うことである。
　東京近辺の方以外にはピンと来ないネタで申し訳ないが、少々お付き合い頂く。大都市圏以外では、そもそも存在していないと思われるので、ご存じのない方のために説明すると最近事実上の倒産をした有楽町などに店舗のあった百貨店に入ることである。それはそごう乗り入れだ。そうではなく２社以上の鉄道会社が１本の路線に相互に乗り入れることである。

　現在この相互乗り入れなるものは営団地下鉄を中心にかなりの数に及んでいる。いくつか挙げてみよう。
　都営浅草線と京浜急行、京成線、北総公団線
　営団千代田線と小田急線、常磐線
　営団東西線と中央線、総武線、東葉高速線
　都営新宿線と京王線
　営団日比谷線と東横線、東武線
　営団有楽町線と東武東上線、西武池袋線
　営団半蔵門線と田園都市線
　アマチュア無線と踊る大捜査線
　三味線弾くヤツぁ麻雀で嫌われるぞ！ってこりゃまた脱線
　と、首都圏だけでも多すぎる。これは、かなりなことになっている。

　しかも旅行者にとって迷惑なことに、これらの乗り入れるＪＲや私鉄（そう言えば民営化したのに、いつまで経ってもＪＲって私鉄とは呼ばれない）の駅名は地下鉄路線図には載っていないのだ。それだけではなく「駅すぱあと」などでも検索されない。例えば羽田空港から京成線沿線に行くには相互乗り入れしているから実際には乗り換えなしなのだが、「駅すぱあと」で検索すると必ず途中でＪＲに乗り継ぐことになって表示される。うーん、これは問題だ。許せん！責任者出てこい！

　結局、東京に慣れなければならないと言うことか。しかし私なんぞもそうであるが、自分の家の最寄り駅から職場までに使用する電車の路線ならいざ知らず、それ以外の路線は知らないと言う「東京」人は多いと思う。千葉方面の方々、京急や小田急の乗り入れ知ってますか？

　やはり東京とはおそるべきメトロポリスなのだ。在住者でも分からない路線を旅行者が分かる訳もない。
　欲情させるカエルだ。それはそそるベシだ。しかも、もう使った。山かけご飯のことか。それはとろろめしだ。結局第１０回と言うのに、ちっとも落ちない。オチなしの構えだ。それは音無しの構えだ。いや話題が電車だけに
　落とし物がつきもの、ということで。ご勘弁を。

(c)Rou@Shoumona,2000 　
since 08.Sep,2000