しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。
■2000/09/13 (水) 5.ウイルス そうだウイルスの話であった。(分からない方は「と言えば」を参照)ウイルスというのは、自己のみでは自己複製が行えないものの他の生命体の機能を使用することにより自己複製を行う生命体である。本来、狭義のコンピュータウイルスというものは容量も小さく他のソフトを使用して自己増殖するものを言うべきであろう。しかしながら、一般には、単に外からやってきてコンピュータ上で悪さをするプログラムのことを言い、本来ならコンピュータパラサイトとでも呼んだ方がよい「ワーム」も含めて「ウイルス」とか呼ばれている。
昔ヤンキーというウイルスがあった。当時私は98互換エプソンノートを使用していたのだが、悲しいかなこのウイルスはいわゆるPC/AT互換DOSユーザにのみ感染するものであったので日本においてはそれほど流行らなかった。
「ってこたあ何かい?日本人には免疫があったってことですかい?」
「いやいや、まさかウイルスを作った人間も、世の中にはPC/AT互換が主流でない地域が存在することを想定できなかったんじゃろう」
「いやー、むつかしいこたあ分かんねーけど、それじゃ、なんか日本人ならではの点が免疫を作っていたってこたーないんですかい?」
「そーじゃのー、昔結城某という小説家が『特効薬コードKUJIRA』という社会派な短編を書いておるがのお」
「そりゃー、どんな話ですかい?」
「いやいや、なにやら隕石に付着していた未知のウイルスに効く特効薬が鯨肉から取れるというので、これまで捕鯨反対をしてきた国がこぞって捕鯨に走るというブラックジョークじゃよ」
「へー、それじゃなんですかい?鯨肉を食うとウイルスに罹らなくなるってんですかい?」
「いやいや、これはお話じゃからのお」
「ふーむ、鯨肉がそんなに効くたあなあ」
「これこれ、お話じゃと言っておるじゃろうが。ちゃんと聞かんか」
「よーし、こうしちゃいられねえや、早速ひとっ走り行って買ってくらあ」
「おいおい待ちなって、あーあ、行っちめーやがった。全くそそっかしいんだから。あれ?けえってきやがった。おい?どうしたんだい?」
「いやね、鯨肉ったって、ミンククジラですかね、ナガスクジラですかね、マッコウクジラですかね?」
「薬になるだけあって、サトウクジラじゃろうなあ、ほらサトウ製薬っていうじゃろう」
それはザトウクジラだ。またこんなオチか。