しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

 
■2000/09/10 (日) 2.お約束に従って

 近ごろ探偵コミックがとんでもないことになっている。
 探偵コミックといってもご存じのない方もあろうから説明する。骨董屋さんなんかがシロウトが持ち込んだお宝を吟味して値段をつけたり本物か偽物かを判別したりというコミックのことだ。いやいやそれは鑑定コミックである。けっこう仮面((c)永井豪)のことだ。いや、それはパンティーコミックだ。いやいやそもそもけっこう仮面はパンティーすら穿いていないではないか?ほんとはつまりあれだ。推理小説の漫画化したもののことだ。

 先日、本屋に行く機会があり、店の中をうろうろしていたのであるが、そこに探偵コミックのコーナーがあった。主人公も様々である。小説とは違い、いや小説でもジュブナイルなんつうジャンルでは当たり前かもしれないが、特に未成年が探偵役というものが多いようである。いくつか挙げてみる。興味のある方は元ネタを探してみよう。
 考古学者兼保険調査員。
 高校生。
 高校生カップル。
 主婦。
 名探偵の孫の高校生。
 アイドル3人組。
 小学生になった高校生。
 そもそも刑事や私立探偵など、それなりに事件に遭遇しやすい職業でなければ設定に無理がありそうなのだが、小学生というのはとんでもない。かなりなことになっている。

 こういうコミックには当然殺人事件などがごろごろしており、朝のワイドショーなどを見るに、こういったものがもしかしたら少年事件に繋がっているかもしれないのである。などと言うと言論統制者のようであるが、そういう訳ではない。ただ、少年が殺人事件を解決できるなら完全犯罪も出来ると誤解をさせてしまうのではないかということだ。うーん、これは問題だ。許せん!責任者出てこい!

 しかし小学生まで探偵を出来るのであれば、更にはアイドルまで登場したとなると、すべての職業年齢層が探偵をやれるのではないか?この分なら次のような探偵コミックが出てくるのもそう遠い話ではないように思える。いや、私が知らないだけであるのかもしれないが。
 幼稚園児が探偵役。
 漫才師が探偵役。
 ぬいぐるみが探偵役。
 乳児が探偵役。
 ガンダムパイロットが探偵役。
 お公家さんが探偵役。
 役人が探偵役。
 鑑定役が探偵役。
 相談役が探偵役。

 ううむおそるべし探偵コミック。
 欲情させるカエルだ。それはそそるベシだ。しまった、もーれつア太郎ではないか?


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