5/02、6日目第2週目金曜日
ああ、また天気がよすぎる。これじゃ、日陰のゴスペルテントやブルーステント、ジャズテントに逃げざるを得なくなってくる。日光に当たりながら観ているとジリジリ光が突き刺してくるのが分かる。日が沈みかけて西日になってきても、腕が日焼けしているのが分かるくらいである。

Mahogany Hall Stompers / Economy Hall Tent
浅草アマチュアジャズコンテストでグランプリ獲得経験のある関西を拠点とするデキシーランドジャズバンドが、Economy Hall Tentに出演してました。日の丸を背負って演奏するのですから応援に来た。

Economy Hall Tentのお客は、お年寄り人口率が高い。しかし、乗りのよい元気なじいちゃん、ばあちゃんばかりである。演奏が盛りあがってくると、傘を持った観客達が客席をぐるぐる回り始めた。地元バンドに負けず劣らず演奏できたのではないでしょうか?さすが結成20年を誇る熟練バンド、すごい。

観客は、誰が演奏していようが楽しけりゃ、演奏がうまくて、体がうずくようであれば、躊躇することなく楽しく踊りだす。アメリカの音楽に対する包容力は、大きいなあと感じる。まず、観客を楽しませるには、演奏者が楽しく演奏するべきであることを実感する。定かではないが、オール日本人のバンド出演は、ボ・ガンボス以来か?見慣れないオール日本人のステージは新鮮である。

Los Lobos / Acura Stage
Los Lobosのメンバー達は、ニューオリンズが好きらしく、なんとジャズフェス出演10回目らしい。ラテンちっくな曲とロックっぽい曲が半分半分なので疲れた体に心地よい。ラテンの曲ではスペイン語、ロックぽい曲では英語なのだろうか。ギター3本、ベース、ドラム、キーボード、サックスの7名

暑さで汗が噴出す様に出て、背中を伝わっているのがわかる。暑いー。死ぬー。

Los Homdres Calientes Irvin Mayfield and Bill Summers/Louisiana Heritage Stage
アフリカン+ラテン+ジャズとでもいいましょうか?かなり気持ちよい。トランペットの Irvin MayfieldとパーカッションのBill Summers。初期のCDでは、Jason Malsalisだが、なんで出演してないの??最近はいっしょにやってないようです。Los Homdres CalientesのCD第4弾「Vodou Dance」が発売になっていた。短い曲があるから仕方ないが、27曲(タイトル)79分30秒の超大作である。驚き!(一枚のCDにこんな長い時間を収録できるとは知らなかった。)

ジャズっぽい楽曲を演奏するバンドが大きなステージAcura Stage、Louisiana Heritage Stageで演奏するのは、稀である。それは、アフリカンラテンチックな部分があるのと、人気があるからだろうと勝手に思う。

Robert Randolph& the Family Band/Acura Stage
The Wardへの参加、ライブ盤のCDの発売といい、なかなか精力的に活動しているRobert Randolph。彼のスライドギターは独特の粘りをもつ。ずっと聴いていると病みつきになる。
小学校の机のようなスティールギターを前に行儀よく座って演奏するかと思いきや、弾きながらも足をばたばたさせたり、ブレイクの合間に椅子から立ってはしゃいだり、若干23歳らしい。ジミーヘンドリックッスの柄のプリントされたシャツを着ている。ジミヘンファンにも納得いただける内容じゃないかと思う。スティールギターでこの疾走感を出せるのはさすが、近年人気なのも分かる。

どうやら、山岸さんがゲストで出演するはずだったらしいが、時間切れで出演が取り消しになったそうな。Tipitinas25周年記念ライブで競演したらしく、今回出演依頼がきていたらしい。ああ、残念でした。観たかった。

Kermit Ruffins / Bellsouth WWOZ Jazz Tent
彼のステージは、理屈なしにエンジョイできる楽しい内容である。いつも笑顔でトランペットを吹いたり、歌ったりで、相変わらずすごい人気で、暑さも手伝ってBellsouth WWOZ Jazz Tentの中は、開演前だというのに通路までいっぱいの人で席がない。おまけに、多くの人でテントの外よりも風がないため、暑さを数倍感じる。観るの諦めた。だから、写真は、Tower Recordsでのインストアライブでの写真。

Ben Harper& the Innocent Criminals / Acura Stage
フェスティバル以外の夜のライブステージで見たことあるが、フェスティバルには初参加。彼は男前で芸達者。女性がキャーキャーゆうのもよくわかる。でも、音楽も70年代っぽければ、髪の毛も70年っぽいのは、笑える。おまけに、両腕とも肩から手首まで刺青だらけ。こわーい。子供が見たら泣き出しそう。銭湯に行くには断られそうである。

始め2曲はレゲエ。一曲、ギターを弾いて、その後、椅子に腰掛けてのスティールギター、だんだんハードな音になっていき、激しさを増して行く。リズムマシーンを使ったり、レゲエ、しっとりした歌、ハードな曲と様々な内容で客を飽きさせない。派手な曲では、観客は踊り狂う。

Angelique Kidjo / Congo Square Stage
Newport Jazz Festival in Madarao 2002に出演するため、昨年来日を果たした西アフリカのベニン出身女性ボーカリストアフロポップ・スター。 アフリカ・スピリットとR&Bの融合と紹介されるだけあって、まったく聞きやすく、アフリカンリズムがとっても心地よい。単なるアフリカンポップスでなく、ブラジルのミュージシャンとの競演やベーシストBill Laswellのプロディースでの作品作りなど精力的な活動を行っている。眉間にしわをよせて力強く熱唱する姿はかっこいい。
http://www.angeliquekidjo.com/

Marcia Ball / Louisiana Heritage Stage
白髪まじりのお姉さんのピアノは安心して聞けるし、楽しめる。細く長い足を組んで演奏するが、見たくはないが、未だかつてパンツが見えたことは一度もない。


Robert Walter 20Th Congress / Tipitinas French Quarter$25
今年はTipitinas Fresch Quaouterでのライブは、あまり行われていない。2002年は、見れなかったため、このバンドは見ていたかった。両バンドともGalacticのファーストアルバムを出しているFogCity RecordsからCDを出している仲間なのであろう。よって、このジョイントが実現しているのだろ思う。会場は、広いがいっぱいになるくらいの客はいない。まばらなくらいである。観客はかなり若い連中が多い。

まずLegendary JC'sというJames Brownが好きであろうバンドが前座を務めた。このバンドのボーカルEugene Snowdenって奴が、ザ・ぼんちのおさむちゃんみたいな動きをしながら歌うのはとってもコミカルである。後でRobert Walterの時にも出てきて歌って騒いでいた。

さて、本命のRobert Walterバンドの構成は、Robert Walter鍵盤、ギターWill Bernard、サックス+フルートCheme Gastelum、ドラムJoe Russo、ベースChris Stillwellの5人。2001年に観たライブではギターがいなかったのだが、今回はギターが加わっている。

いやーかっこいい。ますますねっとりファンク具合がよろしくなった様で、疲れていた体も生き帰るようである。爆発するファンクでなく、必要最小限の音数しかないファンク。オルガン+ロータリースピーカーとローズのエレピ、HohnerのクラビノーバE7を使ってた。どれも、すっごく音に凝っている。完璧な理想のセットであるし、音作りが最高に気持ちよい。特にローズのピアノの音がたまらなくよい。多少歪ませて、ワウがかかっている。すごく自己主張の強い音だが、ポロンと弾いただけでも心地よい。強く弾いた時には、ギターのような歪み方をするので、まるでギターの音のように聞こえる。

サックスとギター、オルガンのユニゾンが、タイトでMetersを髣髴させる。やっぱり、Metersの曲も演奏してた。ぜひともライブCDを出してもらいたいものである。途中、Mofroのボーカル JJ Grey が出演する。11時から1時間半のステージ。

なんと、ライブを見ていると、ここでもマイクをたてて本格的な録音機械を持ち込んで録音している観客がいた。帰国後、このライブ音源がインターネット上にshnファイルでアップされていたのを発見した。なんともすばらしいことでしょう。そのサイトの場所をお知りになりたい方は、御一報ください。

Mofro / Tipitinas French Quarter
続いての登場はMofro。昨年からドラムがかわったような気がする。ボーカル JJ Grey 、鍵盤、ギター、ベース、ドラムの5人組。南部の暑苦しい夜にぴったりマッチするような、スリリングでどろどろな雰囲気から始まっていく。このねっとりかんは、他のバンドにはないものである。

ギターは、終始、椅子に座ったまま演奏し、虚ろな目で多くを弾かない。ワウは使わず、効果的なおかずをちりばめる。ベースに乗っかるコードはほとんど、ビブラートのかかったローズのピアノが引っ張る。

ボーカルは、少々耳につく声を出すが、なれると気持ちよい。でも裏声は止めた方がよい。歌っている時は、目を瞑って気持ちよさそうに歌う。盛りあがってくると、椅子に座っていたボーカルも立ちあがり、よく歌い、しゃべる。大スターのようなカリスマっぽいところは、まったくないが強い存在感を感じる。

1時から始まったライブは終わると2時半を超えていた。ホテルにたどり着いたのは3時過ぎ。ああ、体が持たない。ベットに吸い込まれるように眠る。

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