4/28、中休み1日目
このホテルは、ケーブルテレビじゃなく、簡易アンテナをつけただけのオンボロでチャンネル数は少なく映りも悪いがテレビをよく見た。なんで、アメリカのテレビコマーシャルは、こんなにつまんないんだろう。あまり購買意欲がそそられない。健康器具や痩せ薬なんかの売り込みコマーシャル。そんな体型が気になるんだったら、食べ物変えた方がいいと思うんだけどなあ。

中休みも休んでいられない。フレンチクオーターのレコード屋でインストアライブが行われる。ミュージシャンの数は山ほどいるのだが、私の体は一つしかない。全部見ろってのが間違っている。よって、そそくさと出かける。

MO Festival
地元ニューオリンズのバンドをもっと活性化させようと、新しいニューオリンズ市長の提案で始まった新しいミュージックフェスティバル。28、29の2日間PM2時から8時まで、フレンチクオーターのミシシッピ-川沿いの公園で行われる。ちなみに出演バンドは、両日6組程度が出演し、28日はCharmaine Neville、29日はJon Cleary & The Absoulute Monster Gentiemanがトリである。川をバックに心地よい風に吹かれて、無料で楽しめる1ステージだけのライブである。

ポーボーイを食べながら、ステージを見る。最高!ゴスペルのようなコーラスグループの演奏だった。新市長は、あるテレビ局オーナだそうで、ジャズフェス期間の合間にジャズフェスの観光客目当てだろう、いい時期にやるものだ。街中いつもどこかで、音楽が聞けるんじゃないだろうかと錯覚するくらいである。

The Iguanas / Louisiana Music Factory
昨年のLiveCDに続いて今年も新しいCDが出ていた。ジャケットがテクノチックでいままでのCDジャケットやライブのイメージから想像つかないジャケットである。昨年のLiveCDの1曲目は、「まだ、飲んでます。まだ、飲んでます。」と聞えるスペイン語である。おもしろいので聴いてみましょう。

Henry Butler / Tower Records
ギター山岸さん、重厚なピアノHenry Butler、ドラムDoug Belote(Anders Osborneバンド)、ベース。Doug Beloteのドラムって好きなんだよなあ。

Charlie Hunter / VirginMega Store
下3弦がベース、5弦がギターの8弦ストリングスギターを手品師のように操るCharlie Hunter。今回は、ドラムとサックスの3人。新しいCDが発表になっていた。ジャズよりのアルバムとなっており、その録音メンバーなのか、ジャズっぽい進行であった。間近で見てもどうやって、ギターソロとベースを同時に弾いているのかまったく分からない。その上、彼Charlie Hunterは、ギターを見ていない。ドラマーを見たり、ある一点を凝視して、音に集中しているのがわかる。恐ろしいテクニシャンである。あっぱれ。

Theresa Anderson / VirginMega Store
Austinに少しの間移り住んでいたらしい。現在また、ニューオリンズに戻ってきて活動を再開したらしい。太っていた体をどんどん元に戻し、元のスタイルに復活しつつある。フィドルを姿は、お美しく、透き通る高音の声は気持ちがよい。

Anders Osbone+Monk Boudreux / Tower Records
Anders OsboneのギターとMonk Boudreuxだけで、インディアンの曲がたんたんと演奏されていく。ボトルネックとギター一本だけで、どうしてこんなグルーブが出せるのか?かっこよい。Littel Feetっぽいそのギターは、コードを引くだけの音色でうっとりしてしまうくらい大好きである。ああ、本物のLittel Feetが見たかった。

Papa Grows Funk / Louisiana Music Factory
現在ニューオリンズで演奏しているFunkバンドの中で、新しいものを生みつづけているのは、Papa Grows Funkであると思う。Meters系正統派Funkバンドとして、2枚目のCDは納得できるものである。

山岸さんに聞いた。Russell Batisteはドラムの左右を逆にしてサウスポーにして叩いていたのである。(写真に注目)パワーが劣ることもなく自然に聴いてた。彼のドラムはパワフルで、テクニックやスピードは現在誰にも負けないくらいのドラムを叩く。しかし、うま過ぎるのかFunkの中で、音数が多いと思っていた。彼はそれを気にしているのか、逆にすることでそれを抑えて試して、練習しているそうなのである。恐るべし。

Gatemouth Brown / Louisiana Music Factory
ひさびさに観た。とっても元気がよろしい。かっこいい写真が撮れたので。


Instruments A Comin!/Tipitinas UpTown
2002.4.29に行われたInstruments A Comin!と同じシリーズの2回目で、学校へのチャリティーライブ、出演者はギャラをもらっていないようである。夕方5:00から始まって深夜まで行われる。しかし、その出演者の豪華さといったら、すごい。OffBeatによると出演者は、Anders Osborne and Henry Butler,Tab Benoit, Monk Boudreaux, Brian Stoltz, George Porter Jr, Ivan Neville, Cyril Neville, Stanton Moore, June Yamagishi & The Dirty Dozen Horns ,Galactic,Lil Rascals, Leo Nocentelli, 'Mean' Willie Green, Tony Hall & Ben Ellman(Galactic), Marva Wright,The Radiators,Walter 'Wolfman' Washington & The Roadmasters,Cyril Neville & The Uptown Allstars,Rebirth.

チャリティーといってもチャージを$22も取る。高い。会場に入ろうとすると、写真撮影禁止、バックパックを持ちこみ禁止だった。「じゃあ、荷物を預かってくれ?」「だめだ、車の中に置いて来い。」「車はない。タクシーで来たんだ。」「だめだ。」まったく融通の利かない奴だ。困った。これじゃ、まったく中に入れない。途方にくれていると、なんとそこへGalacticのマネージャーが登場。ワラにもすがる思いで、事情を伝えると、「荷物を預かってやるから、Galacticのライブが終わったらまた、ここへ荷物を取りにこい」と言ってくれた。なんて、Nice Guyなんでしょう。

写真がないのが残念だが、ピアノDr.John、ギター山岸さん、オルガンIvan Neville、ベースGeorge Porter Jr、ドラムStanton Moore、Dirty Dozen Brass Bandのサックス×2、トロンボーン、トランペット4人。このメンバーでステージを埋めつくす。これ以上ないニューオリンズ オールスターズである。

ライブが終わると、外にはたくさんのミュージシャンがうろうろしている。Anders Osbone、Cyril Neville、 Ivan Neville、Glacticの面々。 なんと、このイベントは、Tipitinasの外にもステージが作られており、Leo Nocentelli and Walter 'Wolfman' Washingtonのライブは無料で見ることができるのである。

Glacticはたった5曲だった。ますますファンクからロックよりなバンドになっていく。Stanton Mooreの切れのある絶妙のタイミングドラミングが堪能できなくなっていく。途中Ivan Neville、Monk Boudreuxが参加。ライブ終了後マネージャーが荷物を外へ持ってきてくれた。本当にありがたや、ありがたや。

セイジさんにもであう。 山岸さんに誘われMaple Leaf BarでのPapa Grows Funkのライブを見に行くことにする。

Papa Grows Funk/ Maple Leaf Bar$10
12時に到着するとコロラドから来た4人編成Funkバンドの前座の演奏が始まっていた。これも、負けず劣らずパワフルでファンキー。アメリカFunkシーンの奥の深さを感じる。

12時を過ぎるとPapa Grows Funkのメンバーが集まってきた。毎週月曜日Papa Grows FunkはここMaple Leaf Barでライブをやっており、毎回かなりの盛りあがりをみせるらしい。Maple Leaf Barのマジックか?ここで行われるライブは、必ずといって良いくらいの確立で盛りあがる。ステージ上の2つの赤い裸電球しかない真っ赤なステージなのである。いやでも雰囲気は盛り上がる。

1ステージ目は、重厚でファンキーなリズムが会場を覆い尽くし、酔っ払った観客は踊り狂う。観客の数はさほど多くなく。余裕のスペースで心地よく聴ける。Russell Batisteはドラムを正常の位置で叩いていた。昨年までDr.Johnのギターを弾いていたレニークラビッツもどきが参加する。1時間半程度のギグが終了すると既に2時を超えていた。

2ステージ目は、たくさんのミュージシャンが参加し、おおさわきであった。GalacticのボーカルHouseman(いつも派手派手スーツなのに今日は、半ズボン)、Walter Wolfman Washington 、その他数人のギターとキーボードがギグに加わっていたが見たことない人達だ。酔っ払った女性客がステージ前で踊り狂っていたり、ふらふら揺れていたり、リズムを体全体で味わっている。そのうち、山岸さんもステージを追い出され別のギターが弾いていたりする。

街でライブが終わったミュージシャン達がPapa Grows Funkを見に来るのか、演奏しに来るのか、帰り際に一杯飲みに来るのか、ここに集まってくる様である。思わぬ人に遭遇できる機会ありなので、面白い。こうゆう場所でミュージシャン同士の交流が図られているのでしょう。

終わったのは4時を過ぎていた。話し込んでいると、プレイヤー達はいつのまにかいなくなっていた。やっとここで今回始めてヒロナリさんに出会う。バーボンストリートのギグで忙しかったらしく、ようやく時間が出来たのこと。公演でザリガニ食いに行く約束をする。

タクシーの運転手はパキスタン人であった。パキスタンの音楽を聞かせてもらう。ニューオリンズでパキスタンの歌。なんとも不思議。

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