新レックス登場!
昭和61年11月1日バン(コンビ)
昭和61年12月1日セダン
フルモデルチェンジ。ホイールベースを2285mmに延長これによりクラス最大の室内スペースを確保した。エンジンは従来型30馬力のほか3バルブ化した36馬力エンジンを追加、5・4速MTに加えようやく2速フルオートマチックを設定している。
外装デザインについてスペース効率を優先しすぎて味気ないだのなんだのと言っている評論家がいたが私はこういう徹底的なこだわり大好きである。それにそんなに悪いデザインとも思わぬのだが。ターボモデルは姿を消した。
特別限定車・仕様車
3代目レックスは大量の特別限定車・仕様車が発売されています、仕様内容についてはさほど大差がないので以下にまとめました。
昭和62年4月特別仕様車レックスコンビヴィッキー
昭和62年4月特別仕様車レックスコンビヴィッキー2
昭和62年10月特別限定車レックス5ドアヴィッキー
昭和62年10月特別限定車レックスコンビヴイッキーJ
昭和63年3月特別仕様車レックスヴイッキー
昭和63年3月特別限定車ディノスコンビP−4
昭和63年10月特別限定車レックスコンビ4WDジョプル30
昭和63年11月特別限定車レックスコンビSSリミテッド
平成元年4月特別限定車レックス3ドアヴィッキー
平成元年11月特別仕様車レックス3ドアai.LA.コンビ2WD−VXフューチャー.コンビLAスペシャル
平成2年8月特別限定車レックス3ドアセダンジョプル
平成2年9月特別限定車レックス3ドアセダンフューチャー.フェリアi4
平成2年10月特別限定車レックス3ドアセダンマレノCD
平成3年2月特別仕様車レックス3ドアセダンフェリアai−2
平成3年2月特別仕様車レックス3ドアバンフェリアLA
平成3年6月特別仕様車レックス3ドアバンフェリアLAスペシャル
平成3年7月特別限定車レックス3ドアセダンハイ
平成3年7月特別仕様車レックスセダンフェリアai−3.ai−5
平成3年8月特別仕様車レックス3.5ドアセダンフェリアLAスペシャル
末期には殆ど特別仕様車で食ってたらしい。
レックス5ドアセダンツインビスコフルタイム4WD追加
昭和62年2月23日
リアデフにビスカップリングを2個配置フルタイム4WD化した。サスはやはり4独懸架で4輪ともストラットを採用している。
ツインビスコ4WDは通常走行ではFFとして機能、雨天、雪道等滑りやすい状況になると自動的に後輪にも駆動力を振り分ける仕組み。
従来型のパートタイム4WDも残存、4WDは全車3バルブエンジンを搭載する。
レックスECVT追加
昭和62年7月1日
待望のECVT(電子制御電磁クラッチ式無断変速システム)をレックスに投入。ローからオーバードライブまで変速ショックのない快適な走行を売り物に世界初の新技術を大きく売り出す。ライバルは全てトルクコンバータの2段か3段変速であったからかなりのアドバンテージをもてたはず。
市場では当初好意的に迎えられたものの、トルコンが大勢を占める状況の中でクリープ現象がないのは不自然だとか、低速域でぎくしゃくするといった声が多く、せっかくの画期的開発も正当な評価が受けられなかった印象がある。
現在でもプレオや日産のマーチなどにその技術が引き継がれているが、最近出たサンバーシリーズにはCVTではなくトルコンを搭載するなど変化が見られる。
主力機種の殆どにECVTを設定したが一部廉価グレードには2速ATを残している。
NEWレックス登場
昭和63年3月3日
マイナーチェンジを決行、スーパーチャージャーを装備したスポーツモデルを新設定している。
従来型の3バルブキャブ仕様をベースにインタークーラーと電子制御燃料噴射装置、過給器を付加し55馬力を発生する。タイムラグが生じるターボモデルと比して低速域からリニアなレスポンスを提供している。
上級車種には屋根が開くオープントップを設定しフロント、サイド、リアとばりばりのエアロで固めあげたなんともいかすモデルであった。
新レックス登場
平成元年6月10日
大幅な変更を行う。物品税の廃止により消費者側のメリットが少なくなった商用車系から販売のメインを乗用車系に変更した、それに伴いバンの愛称「コンビ」が消滅している。
外装デザインが少々変更された他に、エンジンがクローバー4と名付けられた新開発4気筒エンジンに換装され、マツダキャロル以来という実に久々の軽4気筒車登場となった、もちろんクラス唯一の設定である。
当時他社は全て2気筒から3気筒にラインナップを変更済みで、スバルだけがRR時代から同設計のEK型2気筒エンジンを使用していた。それだけに一足飛びに4気筒を採用した事で大いに溜飲をさげたにちがいない。
従来型同様スーパーチャージャーモデルが用意される。この時点で2速ATが消滅し自動変速車は全てECVTに統一された。
松田聖子がCMに出ていた。
レックス660登場
平成2年2月26日
軽自動車規格変更に伴いボディをワイド化、排気量を660ccに変更した新型を投入する。
直線基調のデザインを流行の丸みを持ったデザインに変更、メーカー曰くキュートなフロントビューを実現する。バンパー強化により安全性改善の他内装・装備のグレードアップを実施、軽自動車でもフル装備が当然となったのはこの時期から。
エンジンはNAモデルにもインジェクション採用車種を増やし燃費やECVTとの総合制御による性能向上を図った。
スーバーチャージャー車は業界自主規制枠いっぱいの64馬力にまで出力を向上させアルトワークスやミラターボに肩を並べるようになる。
当時好感度NO.1の山田邦子を登用しこんなテレビCMが流れていた。
こんどのーれっくすー さんにぃさんしぃ ろくろくまる
まんまーるがぉー した よんきとう れっくーすーにー しよぉー
れっくすにしょぉぉ(ここ山田邦子のおたけび)
スバルヴィヴィオ登場
平成4年3月9日
チャゲ・アスの軽快なCMソング、金髪のお姉ちゃんが登場するCMとともにレックスのモデルチェンジ版ヴィヴィオが登場、愛称はVIVID(鮮やかな)から来ている。間違っても王様とかいう愛称を使ったり、好感度NO.1でもコメディアンをイメージキャラにしたりしないのである。キャッチフレーズは「SIMPLE RICH」で決して「ナウなヤングのハートにジャストミート」とかではない。
ともあれこの時をもってスバルレックスはその使命を終え生産を中止したのである。
スバルレックス総生産台数 1,902,811台
散々に書き散らしましたがやはりスバルレックスはスバルの誇る名車であったと思います。
他社の動きや市場の流行に必要以上に惑わされた感もありますが、その小さなボディにスバルの良き伝統とこだわり、意欲に満ちた機構を満載し最も変化が激しかった時代を乗り切ってきたモデルです。
愛称が消滅したのは残念ですがあれだけモデルイメージが変わり、又メーカー側が別の商品イメージを期待していた状況では仕方なかったところでしょう。
某誌に紹介されていたエピソードです。
スバルの営業担当者から開発担当者への要望で、曰く
「スバルの車が良いのは分かるがそれは結婚をしてから相手の良さが分かるようなもの、
それより先に相手が是非結婚したいと思うような魅力がなくては・・・」
実によく的をついた会話ですな。(笑)
あか抜けない土くさいイメージの車、でも私は何ともいえぬ懐かしさと親しみをこの車に感じます。
さてさてちょびっとでもレックスに親しみを感じていただけたでしょうか。