これからの日本を今一度考える

昨年の東北大震災以来、日本人は「絆」「繋がろう日本」等という言葉を多用してきました。

その言葉の100パーセントが本心で無かったというわけではありません。
人によって違えど、それらのスローガンの中の幾らかは、真実誠に、心の底から、同じ日本人として、この大震災を何とか共に乗り越えていかなくてはいけないという気持ちがあったのだと思います。

しかし、逆の見解を申せば、そのうちの何パーセントかは、建前でもあった訳です。

中々進まない被災地の瓦礫処理受け入れ問題、節電対策、原発の再稼働問題、農作物の風評被害等々、挙げれば切りがありませんが、今現在、日本が昨年の大震災から完全に立ち直ったとはとても言えない状態が続いています。

震災一年を超え、日本人、国民一人一人が、今一度、これからの日本について真剣に考える時がきています。

This article was updated on May 25, 2022