金色のナマズ

私は趣味で金魚を飼育しています。最近はそれほどではありませんが、以前は一万円位するものを買っていたりするなど、結構ディープにはまっていたこともありました。そんな私が最近インターネットで偶然見かけて興味を持ったのが、弁天イワトコナマズというナマズです。
 このナマズは琵琶湖とその水系にのみ生息しているナマズですが、体色が黄変しやすいという特徴があります。つまり金色っぽくなるのです。個体によりそうならないものがあったり、まだらになったりするようですが、なかには全身が金色になる個体もあるそうです。私がインターネットで見かけたのは全身が黄金色に輝く個体でした。
 その神々しさから琵琶湖の漁師さんの間では“弁天様の使い”として大切にされてきたそうです。現在でもマニアの間では非常に高値で売買されているようで、私が見かけたものは50万円の値が付けられていました。
 乱獲や外来魚による駆逐が心配される魚ですが、一度は自分の目で見てみたいものです。

This article was updated on May 30, 2022