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 NGO支援事業

 NGO支援事業について
 1.ボランティア・プログラム
  @ブラジリア日系協会連合
  Aブラジル:ユバ文化村
  Aパラグアイ:イグアス日本村
  Cペルー:アルコイリス

  2.研修事業

 その他の支援事業

 1.スペイン語会話クラス
 2.スペイン語翻訳サービス



 国別一般情報

  
  
  
     


関係サイト



2003年2月25日作成

お問い合わせは
  [email protected]




.......ボランティア型ロングステイ......ブラジル

日系農村でのボランティアで
新しい発見のあるロングステイを
 

ブラジルは、途上国と位置づけられながら豊かな農業生産物と地下資源に恵まれ、工業化も果たし、世界第8位の経済国となっていますが、社会面では貧富の差が激しく、ブラジル政府は「上を上げれば下もついて行く」といった考えに基づき、産業の上部に力を入れる一方、農村地帯や大都市のスラム地域の問題などの底辺部分は後回しになっています。しかし、この問題の多いブラジルの農村地帯には、農業大国ブラジルの台所を支えてきた強い日系人社会があり、この部分の人口が通貨の強い日本への出稼ぎブームで空洞化している現状があります。そのため、日系人が多い農村地帯の活性化をはかるために、文化活動の導入や生活改善、特産品の開発、新しい作物を検討するなど農業経営の多様化を図る必要に迫られており、さまざまな経験のある人たちの協力が期待されています。



2.ブラジルの日本芸術村の経営多角化

 ユバ農場は、70人ほどの日本人の大人こどもが守る農業移住の暮らしの代表的サンプルのようなもので、ブラジルで日本人の開拓移住についてしりたかったら「ユバに行け」といわれるほど有名なところです。

 ユバ農場は弓場勇が先頭となる日本力行会員の移住者グループがアリアンサ移住地の中に独身グループの協同農場として、1934(昭和九)年に100ヘクタールの土地を共同購入し開設しました。
 農場は「祈ること、耕すこと、芸術すること」を理念とし、農場員を拘束する規約はいっさい作らず、入りたい者は誰でも入れ、出て行きたい者を止めることもしませんでした。いかなる理由からであれ、働かないことを咎められることもありませんでした。現代日本の価値観からするときわめて非現実的な集団と思われるでしょうが、この農場が激動期のブラジルで六十七年間を生き抜き、すでに三世の時代に移りながらもユバ・バレエが多くのブラジル人に愛されていることは否定しようのない事実です。芸術による人格の解放が農を支えているの貴重な存在です。

  ユバ農場は創設当初から日本における武者小路実篤の提唱した「新しき村」と比較され、多くの人々の注目を集めてきました。実際直接の関係はありませんでしたが、「祈り、耕し、芸術する」がトルストイの農民主義への共感からであった点においては武者小路実篤とも共通する大正期の社会主義的・人道主義的思想が土台になっています。

 この農場は一時はブラジル最大の養鶏場を建設し、卵の生産性の高い雛鳥をブラジルからパラグアイまで広範囲に販売したり、鶏糞による土壌改良を進める先頭に立ったこともありました。 しかし養鶏農家の増加や卵の価格の低下などで頭打ち状態になり、今では熱帯果樹のゴイヤバ生産を中心にさまざまな産品に挑戦しています。

またこの農場の目玉ともいえるブラジルでも知られたバレエ団は、この農場のメンバーが3代にもわたって育ててきた伝統のあるものです。このバレエは1961年にユバ農場へ彫刻家小原久雄とともに移住した小原明子の指導で始められました。1965年にユバ農場を訪れたサンパウロ州政府の内務長官が舞台を観て感激、サンパウロ州十都市でのバレエ公演を要請され、これがきっかけで各地へ出かけて公演するようになり、さらに1972年、大統領夫人の招待で首都ブラジリアで公演、全ブラジルに知られるようになりました。


   現在、ユバ農場にはバレーのほかに、ブラジルの日系移住を研究する人にとって貴重な資料が揃えられた「北原・輪湖記念館」や彫刻家だった故小原久雄の作品を揃えた「野外展示場」などもあり、文化面の充実したユニークな農場としてマスコミでも紹介され、多くの人が訪れるところとなっておりますが、農場の多角経営化を図り、経済的持続発展性を目指すうえで、豊かな経験のある人たちの協力参加をまっています。

ユバのホームページ

世界ウルルン滞在記: http://www.ururun.com/
 このサイトの"ON AIR" をクリックし、「今までに掲載された回の情報をご覧になれます。」の中の、「2003 3/9 ブラジルの日本・お母ちゃんバレエ団に…佐藤江梨子が出会った。」をクリックするとユバ農場での滞在記が見れます。



条件内容
1. 活動形態
「与えること」と「受けること」、「教えること」と「教えてもらう」楽しさを分かちあう生活を目指す滞在です

 半日は、地元の人間を教育する施設で料理講習や、園芸造り、スポーツ指導、日本語指導などに参加し、後の半日は自分の向上のために語学教室やパソコン教室、写真や、ビデオ、伝統音楽や楽器などの手習いを受け、好きなスポーツ、読書、創作活動などにも挑戦できるシステムです。 つまりこの学園村には、ボランティアの先生として参加する一方、今度は現地の人たちから習う生徒にもなります。そしてサークル活動などに参加し自己研磨をはかってもらう生涯学習の場ともなります。
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  活動日程の一例(パラグアイのイグアス農協で新規栽培作物の事業企画)
 月曜日 午前 農協指導    午後 趣味(魚釣り)
 火曜日 午前 農協指導    午後 手習い(スペイン語個人講習)
 水曜日 午前 同行指導(農家視察)午後 農協指導
 木曜日 午前 農協指導    午後 手習い(スペイン語個人講習)
 金曜日 午前 同行指導(ブラジルの仕入先調査)
 土曜日 午前 農協指導    午後 アスンシオンへ買い物(1泊旅行)
 日曜日 午前 アスンシオンで買物 午後 イグアスヘ帰る
2. 職種内容
 今まで自分の専門職種の経験を生かしたものから趣味を生かしたものまで、地元の人たちが指導してほしいと願っている職種であるので、難しく考えることはありません。
3. 渡航費および生活コスト
 住居設備は、現地で長期滞在者用のホテルを利用するか家を借りる、あるいは、ホームステイという選択もあります。そして食事は、各事が自炊することも可能ですし、地元のレストランを利用しますが、日本の半分から三分の一の費用で生活できます。
4. 職場環境 
 基本的に日系人がいる職場に派遣されるので日本語で対応。職場は日本語でも周りには現地の人たちがおり、買い物やレジャーに出かければ現地の言葉を話す必要が生じるので基礎的な会話訓練は必要でしょう。
5. 生活環境 
 日本人がおり、日本と同じ食生活ができるところです。職場は日本語でも周りには現地の人たちがおり、買い物やレジャーに出かければ現地の言葉を話す必要が生じるので基礎的な会話訓練は必要でしょう。
この企画は、NPO法人ラテンアメリカ開発支援ネット(以後「ラテンネット」)がブラジルとパラグアイのNGO団体の依頼に基づいて立てたものです。現地でのコーディネーション、サポートは現地NGOの日系関係者が担当します。

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