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アマゾナスたちの秘伝スープ

    タカカ TACACA

 アマゾン都市ベレンに仕事で行ったときに、日系人所有のデパートで軽い食事をしようとファーストフードコーナーに行ったところ、キレイな女性たちが黒いお椀で味噌汁のようなものを食べているのを見かけました。
 さすがここの日系人は日本の誇る味噌汁をアマゾンにも普及させたのか「エライ!」と喜んだのですが、私もこの味噌汁を一杯たべようとしたら、それは「タカカ」という現地の料理だということが判ったのです。そして興味津々にそれを試してみたら、「....!@#$%/?.....!!#&$~*?..」 といったなんとも説明できない、キョーレツな味なのです。



 「タカカ」とは、アマゾン地方独特の酸っぱくて辛い冷たい不思議なスープです。 ジャンブーというジャングルに生える山菜(舌がびりびりとしびれる香草)と小さな川えびを、トゥクピー(マンジョカ芋からつくるアマゾンの 調味料)で煮て、タピオカの粉でとろみをつけます。 これを、「クウヤ」という、椰子の実のような丸い実を半分に切って作った容器に入れて、お箸代わりの楊枝をつけて出してくれます。

 味は、ちょっときつめの塩っ辛さにジャンブーのしびれ、レモンの酸味が加わり、それをタピオカのドロッとした感触が合わさり、不思議なコンビネーションを見せてくれます。好みでトウガラシをくわえますが、私が初めて飲んだフルコースのタカカの正直な感想は「うえ〜、こりゃなんじゃい!」というショックな味でした。でもこの逞しさや野生的な味は、「これこそアマゾンの味」と言えるのかもしれません。よく見ると食べている男性は誰もおらず、みんな女性です。それも若い子たちが???。 そしてなんとこの間、日本から来たある調査団の女性メンバーは以前リオに留学した時に食べた「タカカ」が忘れられないという。多くの日本の女性がこれを始めて試した時にこの不思議な味のとりこになったという感想を聞きました。ウ〜ム、これは調べる必要がある!。女性しか食べれないアマゾンの秘伝スープ、タカカの秘密とは?
 昔、ここには女だけの逞しい戦闘部族がいたとか、その名は「アマゾナス」そしてその地域はアマゾンと呼ばれるようになった。そしてその強さの秘密は女しか食べることのできないスープがあった。..... よし、調査して本を書いてやろうじゃないか!(しかし、伊藤さんはいつ停年退職されたのですか?とか聞かれそう。)



ブラジリア市内でタカカが食べられるところ:
1)Comida Amazonica: ショッピング・ブラシリアの食べ物プラザにある。
2)中央大通りのテレビタワーの下にある食い物屋台。


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