蒸気って結局どういう事?

その4


飽和蒸気量
温度[℃]飽和蒸気量[g/m3]
04.8
15.2
25.6
35.9
46.4
56.8
67.3
77.8
88.3
98.8
109.4
1110.0
1210.7
1311.4
1412.1
1512.8
1613.6
1714.8
1815.4
1916.2
2017.3
2118.3
2219.4
2320.6
3030.4

さて話を戻しまして、コップの中に漂う水蒸気に関して考えてみましょう。

(温度で決まる)ある程度の量の水が、水蒸気としてコップの中にある訳です。中学理科では、その水蒸気を質量「g」で表現しましたよね。その時の表を、左側に書いてみました。

で、それはそれでいっこうに構わないんですが、「水蒸気の質量」って、あまり実用的ではないのではないでしょうか?確かに水蒸気にも質量がありますが、非常に小さいし、何より計測し難いです。

では、質量ではなく、もう少し実用的な量で表せないでしょうか?

そこで登場するのが「蒸気圧」です。

「水蒸気」ってのは、早い話が「気体の水」です。気体ですから「気体の状態方程式PV=nRT」が使えますよね。

ならば、気体なんだから「気圧」で飽和量を表せますよね?

それに気圧なら、実際に気圧計でも測れて実用的です。(その外にいろいろメリットがあるのですがね)

水の蒸気圧
温度[℃]蒸気圧[mmHg]
04.580
109.206
2017.54
3031.83
4055.36
5092.60
60149.5
70233.9
80355.4
90526.0
100760.0

左側に、気圧(mmHg単位)で表現した「飽和蒸気量」を書いてみました。「量」とは言っても、「圧力」単位ですから、「飽和蒸気圧」と言う方が望ましいかもしれませんね。一般に大学入試化学では、単に「水の蒸気圧」と呼んでいますが、これの事です。

理屈は以上です。

次は「入試問題ではどういう形で扱われるか」を考えてみましょう。

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