[ハイレベル]
炭化水素基に求核反応をさせる試薬。
アルキル基にMgとハロゲンを化合させたもので、一般式として、
炭化水素基は、一般に求核反応を受ける側(求電子反応をする)側だが、グリニヤード試薬を使う事で、求核反応をさせる事が出来る。
反応の例として、左にカルボニルと反応する例を示す。
反応を見れば分かる様に、グルニヤード試薬にあったアルキル基が、カルボニルに受け渡されている。
この反応は、
Mgが正に帯電する事による。
グリニヤード試薬は、水と激しく反応する(だって、水も求核反応を受けられるから)ので、溶媒に水は使えず、乾燥エーテルを用いる。