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イギリス

United Kingdom of the Great Britain and Northern Ireland

首都:ロンドン

北海油田が発見され産油国になった。工業国。

一人当たりGNPはあまり高くなく、近年イタリアに抜かれた。日本 の約半分。

「この地方(北部アイルランドとスコットランド)では古くはケルト系の言語が話されていたが、英語を公用語とする国の一部となったため、現在は英語しか話せない人が多くなっている」[98センター試験]

農業従事者が極端に少なく2.0%。「農業従事者一人当たりの土地面積」が31.3haと広い。

中央に走るのはペニン山脈で、古期造山帯。(古期なので、高さは1000mに満たない)これにより西のランカシャー地方、東のヨークシャー地方に分かれる。ペニン山脈には偏西風があたるため、西側のランカシャー地方は多雨で、綿工業が発達し、東側のヨークシャー地方は雨が少なく羊毛工業が栄える。 (名前が似ているペニン山脈は新期造山帯だよ)

ロンドン盆地はパリ盆地同様、ケスタ地形として重要。

ロンドンは潮汐の限界点に立地した都市(テムズ川に注目)。

ロンドンのニュータウンはハーロー等。

大ロンドン計画は1944年に開始。その後、規模の見直し、中心地の空洞化、再開発と変化。

「イギリスでは、森林資源の枯渇などにより、産業革命期の木炭の代わりにコークスを用いる製鉄技術が開発された。」[96センター追試]

グリムスビー・ハルは水産都市。

北海油田:大陸棚が伸びているので、ノルウェー等他の国の沿岸部分などの油田からも、一端イギリスに送油する。北海油田からパイプラインが繋がっているのはイギリスだけ。

工業

ヨーロッパには多い傾向だが、工業地帯の重心は、特に鉄鋼業に関しては、時代と共に移動している。

内陸の炭田の、原料立地型であったミッドランドから、北海沿岸や南ウェールズの臨海部に移動。

  1. スコットランド地方

    1. グラスゴー:造船・鉄鋼(鉄鉱石は輸入)
    2. エジンバラ:石油化学(石油は北海油田から)
    3. アバジーン
  2. 北海沿岸部

    1. ニューカッスル:造船・機械
    2. ミドルズブラ:鉄鋼・機械
  3. ヨークシャー地方

    1. リーズ:羊毛工業
    2. ブラッドフォード:羊毛工業
    3. シェフィールド:機械・刃物
  4. ランカシャー地方

    ペニン山脈の左(西)側で偏西風の風上に位置するため、雨はヨークシャーに比べて多い。

    「動力装置の燃料となる石炭が産出された。

    資本家が紡績工場に労働者を集めた工場制手工業(マニュファクチュア)が存在した。

    原料の綿花が、北アメリカ大陸やインドからリバプールに輸入された。

    卓越する風の影響で湿度が高いため、綿糸が切れ難かった。」

    [98センター追試(青色部は修正)]

    1. マンチェスター:綿工業(高級綿織物)
    2. リバプール:造船・重化学工業


  5. ミッドランド地方

    1. バーミンガム:重化学工業
    2. ストーク:陶磁器
  6. ロンドン近郊

    1. ロンドン:各種工業
  7. 南ウェールズ地方

    1. カージフ:化学・鉄鋼(鉄鉱石は輸入)。海外からの鉄鉱石により鉄鋼業が臨海部に発展した都市[98センター追試より]
    2. ブリストル

農業

農業従事者が極端に少なく2.0%。「農業従事者一人当たりの土地面積」が31.3haと広い。

ヨークシャー地方の羊毛が有名であるが、羊肉の生産も世界4位。(頭数9位)

地方

  1. イングランド

    南部。

    面積の半分、人口の八割を占める。

    工業が盛んで、農業生産性も高い。

  2. スコットランド

    エジンバラを中心とした、北部地域。

    イングランドとの地域格差が問題。

    過疎化が進む。

  3. ウェールズ

    貧しい。

  4. 北アイルランド

    アイルランド独立時、北部だけイギリスに残る。

    小数派ケルト系カトリックをめぐる、民族紛争が深刻。

地形

  1. ジブラルタル(エクスクラーフェン):海峡型都市(ジブラルタル海峡)(イスタンブール・シンガポールに同じ)
  2. ケンブリッジ:渡津都市(フランクフルト・ブタペストに同じ)
  3. レッチワース:住宅都市


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