情緒あふれる寅さんの町

人には好きな場所の一つや二つはあるものでして、これはあくまでの人の好みですから、中には「えっ!」っていうものもある。たとえば、あまりにも有名ではありますが、葛飾区柴又には大衆映画『男はつらいよ』の寅さんの生まれ故郷がございますね。私は学生時代からこの場所が好きでして、よく行きました。そこは実際に映画が撮影された現場ですので、商店街にはあの情緒あふれる雰囲気がそのまま残っております。なンか、あの雰囲気がいいンですよね。なんでも監督の山田洋次さんは、映画の舞台を探していたときに、偶然にも山本周五郎の小説を読んでいて、この町を見つけ出したらしいのです。でも、よくありましたね、こういう町が。きっと他にもこういう町は存在するンでしょうか。

This article was updated on May 25, 2022