日本人駐在員はローカルスタッフと違い、なかなか休暇が取れないものだ。特に東海岸のシーズンは4月〜9月で、この時期マレーシアでは長期休暇が無い。その為今まで幾度となくダイブツアーがドタキャンされてきた。しかし2002年の独立記念日をからめた3連休、我々は年休を追加して3泊4日の東海岸レダン島（Pulau Redang）ダイブツアーを決行した。

8月30日（金）午前5:30、我々は2台の車に分乗しペナンを出発、一路東海岸を目指した。ルートは2000年のペルヘンティアン島（Pulau perhentian）と同様である。Jertihの中華学校を通過して国道4号線を更に30分ほど南下する。Kg. Buluhを左折してT1号線で海岸沿いの道路に出たら右折、そして路なりに更に南下する。突き当たりのT字路を左折すればMerang-Jettyに到着する。午前11時前に到着した我々は民間駐車場に車を預け、桟橋より12時発のスピードボートに乗ってレダン島に渡った。島までの所要時間は約1時間である。ちなみにこの付近には各リゾートごとのチェックインポイントがあり、そこでボートがアレンジされている。もし夕刻に到着した場合はここで宿泊し、翌朝島に渡る事になる。

レダン島では島の北岸にあるBerjaya Redang Beach Resort 、南岸にあるBerjaya Redang Spa Resort が有名な5スターリゾートである。日本人観光客の多くはいずれかのリゾートに宿泊する事だろう。ちなみにSpa-Resortは改装中という事だが、空港建設のため取り壊されていると言う。レダン島もティオマン島同様コマーシャライズされていくのだろう。

そんな高級リゾートを尻目に、我々を乗せたスピードボートはレダン島東岸の「ロングビーチ」に到着した。ここは3スターリゾートが集中するレダン島で最も賑やかなビーチである。我々は素っ気無い2階建てアパート形式のRedan Bay にチェックイン、部屋はStandard-roomで2ダブルベッドの部屋を4人でシェアする。つまり男同士ダブルベッドで寝る訳である・・・・。3泊4日のパッケージ料金には3食分が含まれているが、ローカルフード中心のビュッフェである。我々は東海岸と言う事で汗水垂らしてビールをかついで行ったが、Redan-Bay の売店ではビールは勿論の事ウイスキーまで売っていた。

さて肝心のダイビングだが、レダン島にしては透明度が悪く（5〜10m）、時としてカレントファイトで疲労困憊した。ただし海底を埋め尽くす枝珊瑚やテーブル珊瑚は圧巻であり、その種類と量はパヤ島の比ではない。ジンベイ、マンタ、等の大物こそお目にかかれなかったが、ギンガメアジが回遊し、エイやウミガメが優雅に泳いでいた。またポイントによってはダイナミックな地形も楽しめた。ダイビングの詳細はいずれ水中写真と同時にアップしましょう。

今回のパッケージには8ボートダイブが含まれている。レダン島のダイビングポイントは島の東岸に集中しており、Redan-Bay からポイントまではボートで10分以内に到着する。ダイビング目的ならロケーションは悪くない。通常午前中2ダイブ、そしてランチの後に１ダイブ。オプションで夕刻追加1ダイブ、更にナイトダイブを選択できる。ただしここは南国リゾート、体育会系合宿じゃないんだから1日3ダイブで十分である。そしてサーフェイスインターバルは椰子の木陰でのんびりくつろぐのが良い。

9月2日（月）、4日間のリゾートを終え朝8:00の高速船でレダン島を後にする。Merang-Jetty上陸後ペナンに向け一路ドライブ。途中でランチ休憩しペナンに戻ったのは17:00、走行距離は往復で905kmであった。今回の費用は3泊4日、8ダイブのパッケージ料金がRM850。これにガソリン代、ビール代、等を加えて合計約RM1,000であった。　さて次の目的地はシバダン島だな。

（2002年9月7日）

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