ペルヘンティアン島 | ||
2000年8月31日(木)の独立記念日から週末にかけての4連休に、在馬2年にしてようやく念願の東海岸に行くチャンスを得た。今回の目的地はティオマン島、レダン島に並ぶ東海岸リゾートアイランド
ペルヘンティアン島(Pilau Perhentian)である。東海岸は3月から9月までの乾季が観光シーズンで、10月から2月までは雨季に入り、強風と高波でダイビングはおろか、ホテルも半年間に渡って休業である。今回のメンバーはかっちゃんを除くチームTEXの5名と、日本から参加の牛山氏の総勢6名である。 「東海岸までは5時間のドライブ」 TEXの家に集合したのは夜も明けやらぬ早朝6時。2台の車に分乗し一路コタバルの南ペルヘンティアン島へのゲートウェーKuala-Besutの港を目指す。ルートは南北ハイウェーからクリムハイウェーを抜け、67号線でBalingを目指す。そこから76号線でGerlkを抜け、国道4号線で標高1,000mの山を越えMachangを経て3号線に出る。そしてJertihまで行ったところで、中華学校を左折し84号線で海まで行けばKuala-Besutである。道路は思いのほかよく整備されていて、途中20分ほどの休憩をはさんで港についたのは11時半。片道約400Km、約5時間のドライブであった。到着後民間駐車場に車を預け、桟橋より1時発のスピードボートに乗ってペルヘンティアン島を目指す。所要時間は約30分である。 |
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思いのほか整備された道路 途中「像に注意」の看板も・・・。 |
クアラブス港よりぺルヘンティアン 行きの渡し舟に乗り込む。 |
渡し舟にはホテルのスタッフや 食料品などが満載される。 |
「美しい東海岸」 ペルヘンティアン島はビッグアイランド(Big Island)とスモールアイランド(Small Island)という安易な名称の二つの島から出来ている。マレー語では Besar と Kecil と表現する。島内の数カ所あるビーチにバンガロータイプのホテルがある。島は自然を保護するため道路網は整備されておらずどこにも行けない。ビーチから他のビーチへの移動はボートが便りであり、無人島に幽閉された状態である。 我々のスピードボートはビッグアイランドの小さな桟橋に到着した。ペナンの泥水を見なれている我々は、まずエメラルドブルーの海に感動した。「おおっ、海底に船の影が映ってるぜ。」 ヨーロピアン宿泊客も多く、トップレス女性もいる。言うまでもなく皆カバンを中をごそごそ探り出した「あれサングラがないぞおかしいな、ちょっと待ってよ先に行かないでヨ。」 |
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この美しい海を見れただけでも 来た甲斐があった。 |
メンバーが喜んでいるのは 海がきれいなだけではない。 |
宿泊客のみがくつろげる人影 まばらなプライベートビーチ |
「ホテルはそれなりに満足」 我々の宿泊した「Perhentian Island Resort」はビッグアイランド西岸に位置する。バンガローにチェックインするやいなやリス、猿、イグアナ、等の小動物が我々を歓迎してくれる。東海岸はマレー色が 強く濃く、サービスは期待できないと聞いていたが、総じてホテルライフは快適であった。しかしランチで1時間待たされる事はご愛嬌。おまけにディナーで持参したワインを飲もうとしたら、グラスを貸してくれない。聞くと酒を入れた不浄なグラスは捨てなくてはならないそうである。やはり東海岸である。そしてビーチでくつろぐヨーロピアンを尻目に我々の合宿は始まった。今回は全員オウンギア持参で気合が入っている。 |
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ホテルのレセプションにて「予約が 入ってない」とひと悶着。さすが東海岸 |
ホテルはすべてバルコニー付きの バンガロータイプ。室内もゆったり |
陽気なレストランのスタッフ ウエイトレスの笑顔が印象的 |
「ダイビングは体育会系合宿並にハード」
鬼軍曹TEXの号令が飛ぶ「15:30までに着替えを済ませてダイブショップに集合!」 1日目は午後に1ボートダイブ、夕食(当然禁酒)後にビーチエントリーのナイトダイブ。部屋に帰ったのは23:30。翌朝は7:30起床、朝食を済ませダイブショップに9:00集合。午前中1ダイブ、ランチをはさんで午後1ダイブ、夕食前にトワイライトダイブの3ダイブ。ホテルに戻ったのは20:30なので、ビュッフェディナーはほとんど無くなっていた。 こんな調子で4日間が過ぎた。今回のダイブツアーでは合計8ダイブ、ダイブ時間はすべて1時間以上。ほとんどがボートダイブでいろんなポイントを体験できた。足の踏み場も無いほど海底を埋め尽くす珊瑚礁、優雅に泳ぐウミガメ、バラクーダの大群、等パヤ島では味わえない東海岸ならではの体験であった。ダイビングの詳細はこちら>Dive Log |
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ダイブショップ前のビーチから ダイブボートに乗り込む |
ポイントまでは30〜60分かかる。 到着後はバックエントリーでEXIT。 |
透明度は抜群、魚影も濃い |
Photo 1,Sep,2000 © M.S 画像をクリックで拡大画像。 |
Photo 1,Sep,2000 © M.S 画像をクリックで拡大画像。 |
Photo 1,Sep,2000 © M.S 画像をクリックで拡大画像。 |
今回のツアー最終日はダイブショップのオーナー夫人であるタイ人の「アン」が我々をディナーに招待してくれた。彼女のタイ料理は格別であった。彼女は一日かけて手描きのTシャツ仕上げるアーチストであり、ペルヘンティアンの人気者である。9月3日は午前中1ダイブの後チェックアウトしてスピードボートでペルヘンティアンを後にした。コタバルで昼飯を食ってから、ペナンに戻ってきたのは夜の8時であった。 今回の費用は宿泊費とダイビングで約RM1,400、ペナンからKuala-Besutまでの往復ガソリン代やランチなどで約RM200、合計RM,1600であった。ちょっと疲れたけど来て良かった。 |
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ダイブショップのメンバー。 右端が人気者のアン。 |
フェアウエルディナーはアンの 手料理によるシーフードタイ飯。 |
また来年会いましょう。 |