こんなお土産如何ですか? (2)
 

GAMAの紀伊国屋が撤退して以降、ペナンで日本書籍は手に入らなくなった。新聞はNHKASTOR)や新聞社系のWeb-siteで見ることができるし、漫画や週刊誌は日本食レストランに置いてある。ただし小説、旅行ガイドブック、実務書などは入手出来ない。最も私の場合、定期購読するような雑誌は無く「なんか面白いものあるかな?」という軽い乗りで書店に行く。紀伊国屋に行けばついつい大量の雑誌を買ってしまったものだ。という訳で最近でもショッピングの合間にローカル書店に行く。勿論日本の書籍は一切置いていない。

ペナンで大手の書店といえば「大衆書局」か「MPH」だろう。私は写真集、画集、百科事典(Encyclopedia)の類を好んで立ち読みする。理由は簡単、写真やイラストがふんだんに使われ見て面白いからである。例えば野鳥や熱帯雨林に興味があれば百科事典をゲットすれば良い。RM20程度のお手軽なハンドブックから、RM100以上の豪華なものまで揃っている。また料理の本はローカル料理のレシピが写真付で載っているので、奥様方は暇つぶしにチャレンジされては如何だろうか。(←おっと、そんな暇無かったですね???)

さていつもの事ながら前置きが長くなったが、今回紹介するのはペナンの街角を描いた画集 Penang Scketchbook である。有名なコロニアルビルから何気ない街角の風景を、マレーシア水彩画第一人者Chin Kon Yit の筆と、建築家Chen Voon Feeの随想で綴ったものである。この本はシンガポールのEDM 社(Editions Didier Millet publishes)の出版によるもので、ペナンのほかにも SingaporeKuala Lumpur 版がある。お値段はRM100と高めだが、全てのページが額に入れて飾りたくなるほど綺麗な構成で、絵の好きな人にはうってつけだろう。(←これは私の個人的好みが多分に含まれているが・・・・。)

私はとある会合に参加しており、帰国される方にペナンの写真集に寄せ書きをして贈る伝統がある。ペナンに暮らしながらペナンの事をほとんど知らずに帰国され、ピュータだけが残ったという方も多いのではないだろうか。帰国される方のペナンの思い出に、また絵の好きな方へのお土産に如何だろうか。

2002525日)

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