チューリップの育て方


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データ / チューリップの魅力 / 球根選び /
球根の植え方 / 置き場所 / 水遣り /  害虫 /
花後の管理 / 更に気長な繁殖法 / 実際に育てた品種






データ

学名:Tulipa spp
科名:ユリ科
原産地:地中海沿岸〜中央アジア
殖やし方:球根
球根植付け時期:秋
開花期:春

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チューリップの魅力

水仙と並んで、春の球根植物の代表です。色といい形といい、バリエーションがあまりに豊富で、いつもどの球根を買おうか迷ってしまいます。
一年目花を咲かせるのは簡単ですが、コンテナ栽培の場合、球根が十分に成長しないので二年目はなかなか花が咲きません。しかし、そうやってじっくり球根を育てて、三年目、四年目に花を咲かせるのもまた楽しかったりします。

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球根選び

カラーバリエーションの豊富なチューリップ。いろいろな品種に手を出したくなりますが、何種類かを寄せ植えするよりは一種類を数本植えた方がきれいです。特に開花時期の違う花を寄せ植えすると、しおれた早咲き種が元気な遅咲き種の見栄えを悪くしてしまいます。
球根は、できるだけ分球していなくて、直径の大きなものを選びましょう。あまり小さいものは、花が咲かない可能性もあります。

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球根の植え方

チューリップの開花には、冬の寒さが必要。雪の降らない温暖な地域では、球根を購入後、4〜6週間ほど冷蔵庫に保存すると、花が咲きやすくなります。植付け時期は、秋の気温が下がって肌寒くなった頃が適切。
コンテナに植える場合は、球根同士が接触しない程度に寄せ植えして構いません。深さは、球根が隠れる程度。
但し、庭植えの場合と違い、コンテナの場合、翌年の花は期待できません。

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置き場所

日光を好みます。

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水遣り

土の表面が乾くのを待って、たっぷり与えます。花が終わって、葉が黄色くなって枯れてきたら水遣りを中止します。

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害虫

アブラムシがつくことがあります。
アブラムシはウイルス感染を引き起こします。花にまだら模様が出てきたら、それはウイルスに感染した証拠です。このまだら模様を「珍種」として珍重した時代もあったようですが、これは不治の病であり、やがてはチューリップを枯らしてしまいます。早急に感染した花を球根ごと抜いて処分し、他の花への感染を防ぎましょう

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花後の管理

球根を再利用するなら、花がしおれてきたら雌しべの部分を切ってしまいましょう
上記のごとく、コンテナの中では小さく分球してしまうので、翌年はまず花が咲きません。しかし、分球した小球を育てれば、2-3年後には花を咲かせることができます
まず、地上部が枯れるまで待って球根を掘り上げ、分球した小球たちを分け、風通しのいい日陰に秋まで保存します。そして、秋になったら、それらを昨年同様にコンテナに植えて育て、また翌年地上部が枯れる頃に掘り上げます。このプロセスを、球根が十分大きくなるまで気長に繰り返します。

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更に気長な繁殖法

実は、チューリップにもができます。この性質を利用して、新種のチューリップを作ることもできるようです(但し成功率が低い上に、できたとしても数年かかります)。
開花中のチューリップの雌しべに、他のチューリップの花粉を手作業で受粉させることを繰り返し、花がしぼんでも、そのまま茎を切らずに放置します。
すると、種ができて子房が膨らんできますので、ここで種を取り、日陰で乾燥させて保存します。
そして、夏が終わり、涼しくなったら植え付けます。
これはとても根気の要る作業で、株が十分成長するまでには5年ほどかかる上に、たとえ上手く花を咲かせることができたとしても、イメージ通りの花になる可能性は極めて低いそうです(実は管理人も試したことはありません)。

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実際に育てた品種

Romein's Beauty他(一年目)(二年目)Angelique



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