キキョウの育て方


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データ / キキョウの魅力 / 種の蒔き方 /
その他の殖やし方 / 置き場所 / 水遣り /
肥料 / 害虫 / 生育期の管理 /
花後の管理 / 薬効 / 実際に育てた品種






データ

学名:Platycodon grandiflorus
科名:キキョウ科
原産地:日本、中国
殖やし方:種(多年草)
播種時期:春、秋
開花期:夏、秋

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キキョウの魅力

日本に古くから自生する花で、秋の七草の一つでもあります。万葉集で「朝顔」と詠まれているのは、実はキキョウだったという説もあります。また、根は民間薬として、風邪薬、咳止めなどに用いられてきました。
英語で「バルーンフラワー」と呼ばれる通り、蕾は風船のように空気を含み、それが開くと星型の可愛らしい花になります。

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種の蒔き方

種を蒔く時期は、春か秋の涼しい時期。日光に当てないと発芽しないので、種を蒔いたら土は被せないでおきます。10〜20日程度で発芽します。
成長すると根が発達しますので、込み入った部分は
間引きしましょう。少なくとも5-6cmの間隔は開けたほうがよさそうです。
移植をする場合は、本場が数枚出た頃に行うのが適切です。あまり大きくなりすぎると、根っこが頑丈に張って移植できなくなります。

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その他の殖やし方

挿し芽が一般的です。夏から秋に、太くて丈夫そうな茎を7-8cmほどの長さに切り、土に直接挿すと、2週間ほどで発根します。なお、キキョウの茎を切ると、白く濁った液が出てきますので、挿し芽をする場合にはこの液が乾いてから行うと感染を防げます。

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置き場所

日光の大好きな植物ですので、日当たりのいいところに置きましょう。夏に気温が高くなるとよく成長します。

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水遣り

特に夏にはたっぷり水を与えましょう。もともと日本、韓国、中国が原産であることを考えると、夏には湿気を好むものと思われます。カリフォルニアの場合は夏に乾燥するので、毎日たっぷりあげないと間に合いません。ハダニ予防のためには、葉にも水をかけてあげるとよいでしょう。
但し、他の植物同様、受け皿に溜まった水は捨てて、過湿にならないように

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肥料

キキョウは肥料も大好きですが、コンテナ栽培の場合、大きくなり過ぎると困るなら、控えめに与えた方がいいかもしれません。

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害虫

あまり心配ないようですが、
ナメクジには気をつけましょう。
また、夏場にはハダニがつくことがありますので、時々霧吹きで地上部に水をかけてあげるとよいでしょう。

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生育期の管理

20cmほどまで成長した頃、思い切って
摘心すると、側芽が伸びて花数が多くなります。
夏に最初の花が咲いた頃に思い切って地上10cmのところで刈り込むと、秋まで長く花を楽しむことができます。結実するのにはエネルギーを消耗するため、次々に花を咲かせるためには、しぼんできた花を結実する前に摘み取って、パワーをセーブさせてあげましょう。
春に種を蒔いて、1年目には花を期待できないかもしれませんが、がっかりしないように。2年目には必ず花を付けます。

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花後の管理

寒くなってくると、葉が黄色くなって枯れ始めますので、冬越しするためには思い切って地上部を刈り取って丸坊主にしてしまいます。

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薬効

注意:実際に素人判断で薬を作ることは危険ですので、以下の情報はあくまで豆知識としてお読み下さい。
詳細は、
植物の危険性アロマの作用をご参照下さい。

薬用部位:根
適応:咳、扁桃炎

ここでは民間療法として、喉の薬の作り方を紹介します。
1. キキョウの根を堀上げて洗い、日干しにする。
2. 根が乾燥したら、5gを300ccの水で、水量が半分になるまで煎じる。
これで出来上がりです。風邪などで喉の調子が悪いときに、これで1日に何度もうがいをするといいらしいです。
民間療法ではこれを1日3回に分けて飲んでいたようですが、お勧めできません。内服される場合は、漢方薬局等に市販されている「キキョウコン」をご使用ください。

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実際に育てた品種

五月雨混合



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