しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

■2001/05/24 (木) 74.流行とメイク

 一体に化粧というもののルーツは、と言えば、クレオパトラの時代に害虫から目を守るためにアイシャドーをしたのがそうであると言われている。実際古代社会では、このような合理的な理由の他に、自分の身分、地位、社会的な役割を主張し、魔除けをすると言った呪術的な理由があったらしい。
 このような化粧の歴史は、紀元前3000年〜2500年にさかのぼるのであるが、現代にまで続く化粧の歴史の中には、今の日本的美意識から見て極めて奇妙な風習もあった。
 勿論、唐の楊貴妃がマニキュアをしていたとか、現代に通じる風習もあるのであるが、美意識というものが時代の空気と民族性を的確に反映するものであることを裏付けるかのように、メイクというものも時代と共に変わっているのである。

 最も良い例が近世日本の「お歯黒」であるし、首が長い方が美人であるという民族や、下唇に皿をはめることが美しいと思われる土地などは勿論、当の本人にしてみれば何の違和感もないごく自然なことなのであろう。
 ただ、この美意識というものが同一文化圏の中にあって複数ある場合、しばしばそれは世代間の価値観の相違の結果として現れるのであるが、他人から見て極端に理解しがたいメイクとなって現出するのである。

 長々と引っ張ったが、言いたいことは最近やっと下火になってきたガングロ・ヤマンバメイクが嫌いだ、と言うことと、やっぱりスッピンで綺麗なのが一番と思うだけ俺も年をとったのかもしれない、と言うことである。

 まあ、いかに変なメイクであろうとも、ケバいメイクだろうとも、見続けていれば1時間半もあれば慣れるものではあるのだが。

 ケバケバ90分、と言うではないか。


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