しょうもな文

しょうもない雑文っす。どうしようもないっす。

 
■2000/10/04 (水) 15.21世紀へ持って行くもの

 21世紀と言うと小さい頃などは遙かな未来のように思っていた。定かでない記憶なのだが、当時はドラえもんの故郷も21エモンも21世紀の話だったように思う。今「ドラえもん」の世界では22世紀から来たことになっているらしい。確かにのび太の曾孫の時代なのだからおよそ100年後と考えるのが普通である。
 小さい頃は未来の絵を描けと言われると、必ずと言っていいほどチューブ型の道路を行き交うタイヤのない車や人型ロボット、ドーム型の屋根付き都市などを描いた。そして夢が現実になると皆が信じていた。
 翻って現在を見てみると、人工知能やリニアモーターカーなど当時から理論として出来上がっていたものは確実に進歩を遂げているし、SFでしかあり得なかった遺伝子治療も実用化されている。また当時は思いも寄らなかった分野として携帯電話の情報端末化や使い捨てカメラなどがある。
 こうして見ていくと1960年代に夢想されていた未来が40年経たぬ間に実用化したものもあるし、理論だけは完成したものもあるし、全く目途が付いていないものもある。そしてそこにあるキーワードは「採算性」なのである。例えば壁掛けTV自体は、もう数年前から試作はされているのだが、採算が合う程度に製作単価が抑えられて初めて製品化されている。
 一方で発明以来ほとんど進化していないものも世の中には存在する。例えば傘だ。これはおそらく文明の始まりから存在する形状のまま現存し製造されている。勿論軽量な材質や折り畳み機能など付加価値は増えているのだが手で持って頭上に掲げる雨や日差し避けの例の形状はほとんど変化がない。こう言ったものは他にもある。
 ワイパー
 椅子
 机
 ベッド
 車輪
 靴
 コンドーム
 こう言ったものは変化がないのかもしれないが、実は盲点になっている部分があって気が付けば革新的に使い勝手が向上するのかも知れない。いや、もしかしたら実は発明されているのだが採算が合わないため製品化されていないだけなのかもしれない。そう言うものは21世紀に持って行って改良してほしい。対して20世紀で終わりにしたいものもある。
 例えば昔スネークマンショーで「7色コンドーム」と言うネタがあったが、これなどは今世紀で終わりにしたい。だって、はめたら
 虹っ性器じゃないか。


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