合縁奇縁

【漢字】合縁奇縁
【読み】あいえんきえん
【意味】人と人との結びつきは気が合う縁と不思議な縁の巡り合わせによるもの。主に男女間で用いられる。
【例文1】彼女と再会できたのも合縁奇縁で運命を感じる。
【例文2】旅先での合縁奇縁がきっかけで付き合うようになった。
【例文3】家族を持てたのも合縁奇縁に感謝する。

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合縁奇縁

ぱっと見て、分かるような分からないような言葉。読み方は「あいえんきえん」人と人との繋がりは、見えない縁に依るもの、という意味です。
夫婦など男女の繋がりによく使います。

合縁は相縁とも書き、気心がよく合う間柄のことで愛縁と書くと、より男女の間柄を指す言葉になります。奇縁は字の通り、不思議な巡り合わせによる縁のことでこの二つの熟語が合わさり合縁奇縁となるのです。

見えない赤い糸に結ばれて、などと結婚式のスピーチでよく聞くが、まさにそれこそが合縁奇縁。

いつの世も、若者達が思い描く将来の伴侶は美しい理想像だけれども実際に出会う相手は、たいてい理想とはかけ離れた人物だったりするものです。

心の片隅ではこんなはずじゃなかったと否定してみるものの、どう抗ってもその理想とは間逆とも言える相手に惹かれてしまいがちです。そのうち、側にいるとなぜだかしっくり落ち着いてくるようになるものです。

そして共に過ごす時間が当たり前となり、長い年月が経過したならば、これで良かったのだと思えるようになるから不思議なものですね。。

宗教家ならば、それこそが合縁奇縁、前世からの縁なのだと説くのでしょうか。

まあ、前世からの縁で相手が決められているというのはつまらなくもあります。繋がれた赤い糸ならぬ合縁奇縁の相手を探す楽しみがあると思えばそれもまた良しとします。