太鼓判を捺す

【漢字】太鼓判を捺す
【読み】たいばんをおす
【意味】人柄や品物の質などが確実に良いものであると保証する。
【例文1】仲人さんがこちらの息子さんは大変人柄が良いと太鼓判を捺す。
【例文2】彼は性格も良く経済力もあると見合い相手に太鼓判を捺す。
【例文3】好青年だと太鼓判を捺して紹介する。

太鼓判を捺すをテーマにした記事

良いものには太鼓判を捺す

太鼓判を捺すとは良いもであると言い切ることです。
人や物に使います。たとえば
「仕事が真面目だと太鼓判押して社長に仕事の紹介する」
「この人は私が信頼している人だから太鼓判を捺す」
「このショッピングサイトは本物だと太鼓判を捺す」などと使います。

私は結構お節介なので、友人同士をくっつけたり言わばキュウービッド役をよくします。これまで5組付き合って、そのうち3組のカップルが結婚に至り友人代表を務めさせていただきました。本当にいい物は熱く語って周囲にお勧めしますので相手の方は信頼してくださいます。実際に見て聞いて使って感想を述べることが太鼓判を捺すポイントになります。
しかし、太鼓判を捺される側となるとわたしは用心深いので、いったんよく調べ考え検討します。それもそれで失敗はしません。

太鼓判を押しても期待を裏切る場合もあります

太鼓判を押す、という言葉の意味は、非常に強い意味が込められていますが、使い方に誤りがあることがあります。
まず太鼓判とは、太鼓のような大きい判のことをさしますが、同時に大きい太鼓は誰でも確実にたたくことができるという意味合いもあります。
従いまして、太鼓判を押すという意味は、絶対に確実なものという確証性が極めて高いことをさしますので、あまり無下に使うと大変なことになります。
例えば、営業トーク的に商品の説明や、人物の紹介などで太鼓判を押すという言葉が出てくると、あまり信用にならない場合が多く、私も聞き流すことがあります。
この商品が売れることに太鼓判を押します、と言われたとしても、なかなか信用をすることができないかもしれません。
ただ、本来の意味合いとしては、絶対に、100パーセント問題ないこと、確証性があるという場面で使う言葉になります。商品が売れるのは確証性が極めて高い、絶対であるという意味です。
従いまして、この太鼓判を押すという言葉の使い方には注意しなければならないと思います。
特に、年配の方は本来の意味をご存知であるため、仮に太鼓判を押されて失敗したり、期待通りにならなかった場合には逆鱗に触れることになります。